08/29/2005

タイトル順 漫画雑感(わ行)

<タイトル順 漫画雑感(わ行)>

読んだ事がある漫画を軽く紹介。

●「ワンダービット」 作者・島本和彦
「炎の転校生」や「逆境ナイン」「吼えろペン」などで有名な島本和彦によるオムニバスストーリー。
言ってみれば、島本版「ミステリーゾーン(あるいは「世にも奇妙な物語」)」といった感じ。
当時はパソコン雑誌のログインで連載されていて、短いページ数ながらも毎回うまくまとめてあります。(コミック化にあたり若干ラストが修正された話もあったけど。)
島本和彦らしい熱くて奇妙な話もあったり。
ゴキブリの戦隊ヒーロー「コックローチマン」の話がダイジェスト風でお気に入りです。

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タイトル順 漫画雑感(ら行)

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読んだ事がある漫画を軽く紹介。

●「リュウ」 原作・矢島正雄  作画・尾瀬あきら
当時流行ったSFスリップ(主人公が何の脈絡もなく異次元へ飛ばされるというやつ)ものの漫画で、知名度が低いようですが結構面白いです。
突然異世界に飛ばされた主人公。
しかしそこは実は・・・。
ネタバレなんで詳しく描けませんが、主人公と親友のやりとりとか泣けます。
7巻で終わりますが、話のテンポが良くて物足りなさはあまり感じません。
ラストシーンもなんか余韻があって良かったし。
この漫画は結構おすすめです。

●「リンガフランカ」 作者・滝沢麻耶
アフタヌーンで短期に連載された漫才コンビを題材にした漫画。
元落語家の笑太と、強引に彼を相方にした岸部のキャラクターがいいです。
あと岸部の妹(通称『師匠』)のハリセン少女が個人的に結構ツボにはまった感じ。
(そんな狙ったデザインではないとは思うのだけど。)
笑い一辺倒ではなく、むしろキャラクター達の悩み・抱えている問題などの話がメインといった感じ。
1巻で完結と、短いながらもなかなか読み応えがあり、ラストシーンでの読後感の良さから、ふとした時に読み返したくなる漫画です。

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タイトル順 漫画雑感(や行)

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読んだ事がある漫画を軽く紹介。

●「闇のイージス」 原作・七月鏡一 作画・藤原芳秀
「ジーザス」のコンビがお送りするハードボイルドアクション。
依頼人を護衛する「護り屋」として活躍する主人公・盾雁人(たて かりと)。
彼はテロリストにより自分の妻と息子と自身の右腕を失う。
失った右腕のかわりに取り付けられた鉄の義手は、時には強力な武器となり、時には弾丸さえはじく強力な盾となる。
自分の家族を殺したテロリスト「バタフライ」を追いかけつつ奮闘する主人公の姿にはどこか哀愁を感じさせます。
ハードボイルドアクションが嫌いでないならおすすめの漫画です。
(「ハードボイルド」といっても作画はそんなに濃すぎるという事もないです。)

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タイトル順 漫画雑感(ま行)

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読んだ事がある漫画を軽く紹介。

●「マスターキートン」 作・浦沢直樹
主人公の平賀・キートン・太一は保険の調査員。 (時には発掘に従事する学者や大学の講師にもなったりするけど)
基本的に1話完結型の話となっており、世界各国を舞台としたサスペンス・人情もの・ミステリー・アクションものなど、多用な物語が楽しめます。
どことなく「冒険野郎マクガイバー」を彷彿とさせるシーンがあったりもするのも個人的にツボにはまったり。
(1巻では、部屋にあるアイテムを組み合わせて脱出したりするし。)
マクガイバーファンでなくても、おすすめの漫画だと思います。
浦沢直樹さんの作品ではこれが一番好きですかね。

 

●「ムーンライトマイル(MOONLIGHT MILE)」 作・太田垣康男
資源を目指して月に進出する人類を描いた宇宙漫画。
かたくるしい事は抜きにして、映画的なストーリー展開・臨場感を感じる高い作画クオリティによって物語に惹きこまれます。まるで良質の宇宙映画を見ている感じ。
各巻見せ場のシーンがあり、1冊読むだけでも読み応えがあり、満足度が高いです。
吾郎・ロストマン・耕介など、キャラも実に魅力的に描かれているのが上手いなぁと。
これはかなりおすすめの漫画です。

●「魍魎戦記マダラ(摩蛇羅)」 原作・大塚英二 画・田島昭宇 制作協力 阿賀伸宏
今は亡きゲーム雑誌の丸勝ファミコンで連載。
当初からゲーム化を画策していたのか、どことなくRPGっぽい設定(ステータス表示など)が作中に見受けられます。
主人公のマダラは赤子の頃に魍鬼(もうき)達に手足を奪われ、ギミックという義手義足を身に付け魍鬼達を倒す事によって己の5体を取り返していきます。
手塚治虫の「どろろ」へのオマージュでしょうか。
漫画もそこそこ面白かったですが、ファミコンでゲーム化され、ゲーム内容はもちろんですが、特に音楽面で評価が非常に高いです。(自分もサントラCDを買ってしまったり。)
スーパーファミコンでは「マダラ2」も作られました。
漫画の「魍魎戦記マダラ」は、その後に「マダラ弐」「マダラ赤」「マダラ青」「マダラ転生編」「マダラ天使編」「幼稚園戦記マダラ」などの関連漫画や小説がどんどん展開されていったのですが、収集がつかなくなってしまい、いつの間にか終わってしまいました。
大塚英二さん的には「マダラシリーズには108の物語がある」そうですが・・・。

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タイトル順 漫画雑感(は行)

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読んだ事がある漫画を軽く紹介。

●「ハムスターの研究レポート」 作者・大雪師走
ハムスターの飼育や生態を題材とした4コマ漫画。
ハムスター達の挙動が実に愛らしく描かれています。
この漫画を読んでると強烈にハムスターを飼いたくなるし、飼えないにしても自分がまるで飼ってるようなそんな感じを味わわせてくれます。
おすすめ4コマ漫画。

●「漂流教室」 作者・楳図かずお
サバイバルホラー。
小学校にいた先生たちと生徒達が突然学校ごと未来へ飛ばされてしまうという話。
荒廃した未来世界で子供達はけなげに生きようとするが、狂った自然災害や異形の未来生物の襲来、蔓延する病気などでじょじょに数が減っていきます。
ホラー漫画家ならではの陰鬱とした作画、ところどころに挿入されるショッキングなシーンは強烈に印象に残りました。
怖い漫画ですが、一度は読んでおいた方がいい名作だと思います。

●「ベルセルク(BERSERK)」 作者・三浦健太郎
ファンタジー漫画の傑作。個人的に今まで読んできた漫画の中で5本の指に入る面白さ。
主人公ガッツのたくましさ、重厚なストーリー展開・画力の高さに惚れた。
ファンタジー漫画に極度の嫌悪感を感じるという人以外は一度は読んでみるべき。
最初の2,3巻は人によっては面白くないと感じるだろうけど、4巻あたりから加速度的に面白くなっていく。

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タイトル順 漫画雑感(な行)

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読んだ事がある漫画を軽く紹介。

●夏子の酒 作・尾瀬あきら
蔵元の娘の夏子が幻のお酒を復活させるまでを描いた漫画。
お酒を製造する過程や酒に関する薀蓄が楽しく読め、また漫画としてもストーリー展開やキャラクターの魅力がかなり良く結構のめりこんで読めました。 
酒を飲める年齢の人は、この漫画を読むと無性に日本酒を飲みたくなってしまうでしょう。
(本当にうまそうに酒を飲んでるんですよ、登場人物達が)
あと「アイガモ農法」というのも、この漫画で扱われて一気に知名度が上がったような。
ちなみにしばらくしてから続編っぽい漫画(奈津の蔵)も描かれたようだけど、そちらの方は未読です。
この尾瀬あきらさんの作品では自分はこの漫画と「リュウ」という漫画が特に気に入ってます。

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タイトル順 漫画雑感(た行)

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読んだ事がある漫画を軽く紹介。

●「多重人格探偵サイコ」原作・大塚英二 作画・田島昭宇
とりあえずかなりグロい。
特に最初の方は猟奇系の絵が連発します。
人によっては1巻のあのシーンを見ただけで吐きそうになるかも。
それは置いておいて、「魍魎戦記マダラ」の頃と比べて段違いで画力が上がりまくった田島昭宇さんの絵は非常に魅力的です。
ただ、最初の数巻は非常に面白かったのですが、巻が進むにつれてどんどんストーリーが変な方向にいってしまっていて、正直最近はついていけなくなっていってる感じ。
物語はちゃんと収拾がつくのでしょうか?

●「ディスコミュニケーション」作・植芝理一
アフタヌーンで連載していた作品。わりと好きな作品でコミックも全巻持ってます。
妖怪とか精霊とか、そういったオカルト系というか不思議系というか。
主人公の松笛(男)と戸川(女)を軸に、なんとも不思議な物語が展開されていきます。
シリーズとしては「ディスコミュニケーション」「ディスコミュニケーション学園編」「ディスコミュニケーション精霊編」「夢使い」があります。(夢使いでは主人公は三島姉妹になりますが)
不思議な物語も面白いのですが、この漫画では時々極度に描きこまれた背景が登場するのも個人的にお気に入りだったりします。
作者が子供時代に遊んだおもちゃや小物、アニメのキャラとか神話とかの小物がところせましとごちゃーと描き込まれたコマは、眺めているだけでも時間が経つのを忘れてしまうというか。ここまで来ると一種の芸術でしょう。

●「鉄拳チンミ」 作・前川たけし
月刊マガジンで長期連載中の拳法マンガ。
少年漫画の王道らしいストーリー展開、キャラクター達の魅力で結構はまります。
20巻後半の展覧武道会編は特に面白く、当時は毎巻毎巻新刊の発売日が待ち遠しくて仕方なかったです。
現在はタイトルが変更して「新」が頭について連載中(ちょっと本誌では休載してるようだけど)ですが、正直「新」の方はストーリー展開が冗長になってしまった観が否めないです。
(それでもまぁそこそこ面白いんだけど。)
ちょっと前に外伝の2巻が出ましたが、こっちは昔の無印版の「鉄拳チンミ」風でストーリーが短く完結して結構面白かったです。

●「飛ぶ教室」 作・ひらまつつとむ
週刊少年ジャンプで連載。
突然日本が核攻撃を受けて小学校に試験的に建設されたシェルターに逃げた生徒達と先生のその後を描いた作品。
子供の時にこれをジャンプでリアルタイムで読んだけど、強く印象に残っていて、2,3年前にコミックを買い集めました。(といっても2巻で打ち切り)
小学校を基点として、核によって荒廃したまわりの世界を探索する姿は結構涙ぐましいです。

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タイトル順 漫画雑感(さ行)

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読んだ事がある漫画を軽く紹介。

●「じゃじゃ馬グルーミンアップ」 作者・ゆうきまさみ
「究極超人R」や「機動警察パトレイバー」で有名な「ゆうきまさみ」作。
主人公俊平がひょんな事から競走馬を育てる牧場の手伝いをする事になる。
そこで繰り広げられる人間ドラマ。
牧場のオーナーの4姉妹がそれぞれ異なった魅力を持っており、この4姉妹と俊平のからみが結構まったりして面白い。
漫画が進むにつれその4姉妹が成長していく姿も描かれるが、これも結構見物だったり。
あと、少年誌で○○○の最中のシーンが掲載されたのはえらいびっくりしました。

●「SHOGUN(ショーグン)」 原作・史村翔 作画・所十三
主人公の青年はアイデアマンで、奇抜な発想でどんどんお金を儲けていきます。
最初主人公は汚らしい浮浪者だったのに、どんどんリッチになっていく姿は、当時子供だった自分にはうらやましく映りました。
いい意味で少年漫画らしい強引な展開や後づけっぽい設定など(主人公が実は○○だったとか)で素直に楽しませてくれます。
少年マガジンで連載されていた当時はファミコンブームだった事もあり、ゲームを扱って金儲けをするネタがありました。
確か主人公が16ビットのハードを開発すると、相手に32ビットのハードを開発されてしまい、負けムードがただよってる中、実はアイデアによって主人公は64ビットのスーパーハードを開発できてしまう、みたいな。(ちょっと覚え間違いしてるかもしれないけど。)
ビット数で単純にゲームの面白さがアップしていくわけではないんですが・・・。
こういった風にところどころにつっこみどころのあるアイデアに対してつっこみながら読むもよし、少年の純粋な心で「へぇ、そうなんだ」と思いながら読むもよし。
結構面白い金儲け漫画だったと思います。
ちなみに、この漫画の原作者の史村翔さんが実は「北斗の拳」の原作者の武論尊さんの別名だと知ったのはつい最近の事です。

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タイトル順 漫画雑感(か行)

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読んだ事がある漫画を軽く紹介。

●「岸和田博士の科学的愛情」 トニーたけざき
マッドサイエンティスト岸和田博士が毎回迷惑をまき起こすというギャグ漫画。
助手の安川くんが毎回悲惨な目にあったりします。
パンツ一丁の巨大ロボとかも出てくるし。
あと子供が喜びそうな単語が結構連発してます。(やや下ネタ系ギャグとか)
画力は高めなんだけどリアル系なので、正直人を選びますね。
当時は珍しかった3DCGとかも一部の回では積極的に取り込んで描いてたりしてます。
コミックはなんだかんだで全巻集めて今も持っています。

●「黒髪のキャプチュード」 作・見田竜介
ファンタジー漫画。
見田竜介にしてはわりとシリアス系。(ところどころに見田竜介ならではのギャグもありますが)
「黒髪」である事で差別を主人公が受けるシビアな展開で、結構心につきささるエピソードもあったり。
ただ終盤の展開や絵とかは作者が自己陶酔してしまってる感じが多々します。

●「拳児」 原作・松田隆智 作画・藤原芳秀
少年サンデーで連載されていた漫画で、主人公の剛 拳児(ごう けんじ)が、祖父を探しながら、八極拳を極めていくという格闘漫画。
「この漫画がなかったらバーチャファイターやその他の格闘ゲームで八極拳を使うキャラは登場しなかったであろう」と言われているくらい、八極拳の日本での知名度アップに多大な貢献をしています。
ゲームクリエイターはもちろん、漫画家も多大な影響を受けたと思います。
作画は「ジーザス」や「闇のイージス」で有名な藤原芳秀さん。
原作の松田隆智さんはかなり高名な武術研究家という事もあり、作中で描かれる中国拳法やその他の格闘技の解説はかなり濃いです。
また、漫画の中には実在した八極拳の達人・李書文が回想シーンでたびたび登場しますが、その恐ろしいまでの強さには圧倒され、魅了されます。
(非リアル系格闘漫画ならともかく、リアル系格闘漫画なのに、李書文が軽く突きを入れただけで、相手は体中のいたるところから血を吹き出し絶命するとか・・・。)
正直後半はだれる部分もあったりするのですが、格闘系漫画で一度は読んでおくべき名作だと思います。

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タイトル順 漫画雑感(あ行)

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読んだ事がある漫画を軽く紹介。

●「エアマスター」 作・柴田ヨクサル
格闘漫画。
主人公の女の子(?)は元体操選手で長身の体をしており、ふとした事でストリートファイトに目覚める。
絵・ストーリー展開ともにクセがありすぎて、自分のように「めちゃくちゃ面白い」と思う人もいれば、完全に受けつけないという人もいそう。
「あう」人にはたまらなく面白い漫画なんですがね。
ただ、正直最近の展開はちょっとテンションが下がり気味・・・。

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