shade12発表されたものの・・・
shadeはディスプレイスメントマップもノーマルマップも今までは搭載してなかったので、zbrushや3d-coat,無料のsculptrisなどのスカルプトソフトで作ったモデルをshadeではまともにレンダリングできませんでした。
shadeの最新バージョンshade12でようやくディスプレイスメントマッピングとノーマルマップを搭載したと思ったら、なんとディスプレイスメントマッピングはstandard版以上、ノーマルマップに至ってはpro版のみ搭載という呆れた仕様。
どちらの機能も他3DCGソフトでは数年前にとっくに搭載された機能です。安い3DCGソフトでも。
今となってはbasic版にすら搭載してても全然不思議ではない機能を、8万円以上するpro版にしか搭載しないという謎な仕様。(サブサーフェイススキャッタリングもpro版のみ)
スカルプトソフトで作ったモデルのレンダリングには、ディスプレイスメントマッピングとノーマルマップの両方に対応したレンダラーが必要となるので、pro版でしかまともにレンダリングできないという事になります。
インターフェイスにクセがあるものの、無料のblenderなら、ノーマルマップもサブサーフェイススキャッタリングもディスプレイスメントマッピングも搭載しています。
carraraも2世代前となるものの今のshadeより機能豊富なcarrara6のpro版が以前紹介した3000円の本で手に入れてしまえます。carrara6ではノーマルマップはプラグインで追加する必要がありますが。
(国内では売ってませんが、3d worldという雑誌の何号目かでcarrara7 pro版が付録としてついていて、こっちなら1000円で買えるという話も。海外からの送料が別途かかりますが。)
basic版ユーザーやstandard版ユーザーは、ディスプレイスメントマッピングやノーマルマップ、サブサーフェイススキャッタリングのために5万円も出してshadeのpro版にバージョンアップするよりも、無料のblenderや3000円で手に入るcarrara6をレンダラーとして使った方が幸せになれるでしょうね。
shade12でも未だにアンビエントオクルージョンやグラディエントマップ(視線やライトとの角度に応じた表面材質の変化)、ウェイトマップを搭載してないのは、周回遅れにも程があります。
他の3DCGソフトと比べて、もう4,5週くらい周回遅れになってるような感じですね。