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07/17/2010

テレビがまともに映りません・・・

昨日の大雨のせいで送信塔に何かあったのか、あるいは今現在途中のエリアで天気が悪くてこちらに届くまでに電波レベルが落ちてるのか、地上デジタル放送では一部のチャンネルが受信レベルが大幅に低下してしまって、まともに映りません・・・。
NHK総合は受信レベルが常に閾値をわってしまい、「映像が一瞬乱れる」どころではなく、「まったく映らない」状態です・・・。

一方アナログ放送の方を見てみると、全チャンネルまったく不具合なく映っています。

「天気が悪くなると放送が見れなくなる」なんて地上アナログ時代には(うちでは)起きた事は一度も無かったのに……。
地上デジタル放送は、こういう不具合が普通に起こるので嫌ですね。
毎週見ていたドラマやアニメとかがこんな事で途中の回が見れない、録画できないなんて馬鹿みたいな事は、今後の地上デジタル放送時代は普通に起こりそうです。
(スカパーみたいに再放送をこまめにやってくれるならともかく。)

安定して見れるようにケーブルテレビに加入すると、毎年数万余計に金がかかり続けるし。
地上アナログ時代はまったく受信に問題が無かったのに、ケーブルテレビに加入しないといけないというのも納得できかねます。

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07/09/2010

電子書籍作成・販売サービス「パブー」

電子書籍作成・販売サービス「パブー」
http://p.booklog.jp/



個人が小説や漫画の電子書籍を作成して販売できるサービス「パブー」というのが先月の22日に開始していたようですね。

電子書籍は無料配布か有料配布かどちらかを選択可能で、有料の場合は販売価格の70%が作者に入ると。
現在はPDFおよびePub形式でダウンロードしてPCで読んだり、ipad・kindleなどへ転送して読むようになってますが、将来的にはアマゾンやアップルのストアへ登録(有償)できるようになり、そちらから直接購入する事も可能になるみたいです。
代行手数料を取る分、個人で直接登録するより楽に登録できるみたい?


「東京トイボックス」「大東京トイボックス」のうめさんの読切作品「青空ファインダーロック 」もすでにここに登録されてますが、こちらだと50円で買えるみたいですね。
アマゾンのkindle storeでも同作品は登録されてますが、あちらは細かい値段設定ができず、そのせいで4.99ドルもしてましたが、パブーの電子書籍販売サービスでは、「1作品数十円」という細かい設定での価格づけも可能みたいです。

出版社側の了解を得られれば、漫画家さんでコミックス未収録になってる読切作品を、ここで一つ数十円~100円くらいで売ってしまうのも面白いかもしれません。

漫画家さんが自分のコミックスの売り上げを伸ばすために、「お試し」として自分のコミックス冒頭数十ページをデジタル化してここで無料あるいはかなり安価(10円~40円くらい)で配布するというのもありだと思います。
出版社側でも試し読みサービスを用意してるところはあったりしますが、ページ数が少なめだったり、未だに試し読みすらできないのが多いですし。

コミックスの売り上げを伸ばすには、やはり「作品を実際に読んで気に入ってもらう」のが一番だと思います。

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07/06/2010

消費税15%ですか・・・・

財政再建を目指す菅内閣が、消費税を15%まで増税することを前提にした試算を作成していたことがANNの取材で明らかになりました。

政府関係者によると、この試算は先月の菅内閣発足後、内閣府の政務三役の指示で作成されたものです。
消費税については2014年度から毎年2%ずつ引き上げ、5年後に15%にする案や2014年度に一気に10%増税する案など3つのケースを想定しています。いずれも、来年度から所得税と相続税合わせて2兆円増税することが盛り込まれています。

その結果、いずれのケースでも政府が掲げた 2020年度の基礎的財政収支の黒字化を達成できる見通しですが、民主党が主張してきた歳出削減については具体的な案は盛り込まれていません。
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/200704000.html

菅さんは「自民党案を参考に消費税を10%に上げるのを検討」みたいな事言ってませんでしたっけ?
実際は消費税を15%にするつもりとは…。

前に消費税増税で全ての小売がしないといけないあの苦行……のエントリで書いたように、消費税の税率が上がる度に小売は店内の全商品の値札を一気に張替えしないといけないんですよね。
一回やるだけでもしんどいのに、「毎年2%ずつ引き上げ」って何の冗談やら。
毎年この苦行を全国の小売に行えとおっしゃる?

消費税も15%にまで増税してしまうと、消費が一気に落ち込んで経済活動も低下し、結局税収はちょっとしか増えない、あるいは場合によっては逆に減るなんて事も……。


公務員の給料を減らす・無駄な支出はしないなどで歳出を極限まで削減して、「それでも財政赤字を解消できないから国民のみなさんは増税を認めてください」ってのならまだわからないでもないですよ?
でも現在の民主党がやってる事は、あちこちでアホほど金を無駄使いした上、それで財政が大幅に悪化したから増税させろって言ってるように見えます。
高校授業料の無償化とか、子ども手当てはまず所得制限をかけるべきだし(本当に貧困層だけ補助を行う)、そもそも子ども手当ては海外在住の子どもは支給対象外にするべきでしょう。
(今年度だけでもどれだけの血税が無駄にばらまかれているか・・・)

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07/01/2010

デジタルデータも劣化する

2004年か2005年頃にスカパーのスーパーチャンネル(現スーパードラマTV)でやっていた「冒険野郎マクガイバー」を当時DVDレコーダーで録画したのですが、最近になって一話から観かえしてみたところ、ところどころに映像や音声の乱れが発生するようになってしまいました。

録画媒体にはDVD-RAMを使用したのですが、カートリッジ式のを使っていたためディスクに傷がついたという事はありません。
盤面を見たところ、ほこりもまったくついてないようです。
メディアは安物の質の悪い海外製ではなく、国産の質が良いパナソニック製DVD-RAMを使用しました。
レコーダーで録画した番組は、ディスクにダビングした後に再生して映像や音声の乱れがまったく起きてない事を確認してますので、当時ディスクにダビングする際にエラーが発生したという事はありません。
他のプレーヤーで再生したところ同じ箇所で映像や音声の乱れが発生するため、プレーヤー側の不具合ではないようです。

結局「メディアの経年劣化でデジタルデータの一部にデータ化けが発生した」というのが原因のようです。
これについては「いつかはきっと起こる事」と覚悟してたので、残念には思うものの、驚きはしていません。



よく「デジタルデータは劣化しない」と言われてますが、実際は「適切な管理を行わないと劣化(データ化け)が起きる」というのは、長くデジタルデータに触れてきた方なら身をもって体験してる事でしょう。
90年代末頃にCD-Rにデータを書き込み、5年以上経ってからそのCD-Rを詳細に確認した事がある方なら、一部のデータにデータ化けが発生しておかしくなってるのに遭遇した事は普通にあるのではないでしょうか。
(ドライブできちんと読めるから大丈夫と思ってたら、実際はディスク内のデータを一つ一つ詳細に調べると、ところどころでデータ化けしてるファイルが結構あったりする・・・というのはよくある話。)

「海外製の質の悪い安物メディアを使うと2,3年で一部ファイルにデータ化けが起きたり、ディスク自体が読み込みできなくなったりする」というのはわりと知られた話ですが、実際は質の良い国産のメディアに書き込んだ上、紫外線や湿度・温度・傷などに注意して適切に保存してたはずのディスクでも、5年以上経過すると一部のファイルにデータ化けが発生するというのは仕方ない事のようです。
メディアメーカーの歌い文句では「数十年は劣化しない」と言ってたりしますが、市販のDVDやBDの映像ソフトみたいに「プレスして製造するROM形式」のディスクならそれくらい長くもつかもしれませんが、レーザーで記録層を変化させて書き込むRやRAM、RWメディアの場合は質の良い国産のメディアを使用しても「まったくデータ化けが起きない」のは5年程度と見ておいた方が良さそうです。
「ディスクがまるまる読めなくなる」のが数十年後というだけで。
(実際は運が悪いと国産メディアでも10年経たずにディスク自体読み込みできなくなる場合もまれにあります)


仕事などで大切なデジタルデータを扱ってるところは、それらをふまえて

・大事なデータは複数のディスクにバックアップしておく
(データ化けが起きると言っても、別々のディスクでまったく同じファイルにデータ化けが起きる確率は低いため)
・ディスク書き込み後3~4年経った時に、新しいメディアへデータを移行する

という事をやってるところも少なくありません。
メディアの経年劣化によるデータ化けを回避するために、こまめにデータを移しかえると。
そういう「適切な管理」をやって、ようやく「デジタルデータは劣化しない」と言えます。

しかし一般の家庭においては、「国産の質の良いメディアを使う事」や「紫外線や温度・湿度・傷などに気をつける事」には注意が払われても、「メディアの経年劣化によるデータ化け」に対しては考慮されていないところが多いのではないでしょうか。

家族の大事な写真や映像を、PCのHDDクラッシュに備えてDVD-Rなどのディスクメディアにもバックアップしてる方は結構いるでしょうが、一枚のディスクにバックアプしただけで、しかもメディア書き込み後5年経っても移し変えする事なく放置してる方は多いのではないでしょうか。

最近はトーン処理をデジタルで行うようになったり、下描き段階からフルでデジタルで作業をしている漫画家さんも多いですが、大事な原稿ファイルを一枚のディスクにバックアップしただけで安心してませんか?

ipadやkindleなどのおかげで手持ちの雑誌や本をscansnapS1500のようなドキュメントスキャナでデジタルデータ(電子書籍)に変換する人が増えてきてるようですが、一枚のディスクにバックアップしただけで安心してオリジナルの本や雑誌を古紙回収に出してしまってませんか?

いずれも後になってデータ化けが発生して一部のファイルがぐちゃぐちゃになってるのを見て顔面真っ青になってしまったり……。
後の祭にもならないためにも、大事なデータは「メディア代がかかるけど複数のディスクにバックアップしておく」「手間がかかるものの、3,4年経った段階で新しいメディアへデータを移しかえる」という事をお忘れなく。


デジタルデータの場合、アナログの場合と違って「劣化」によるダメージが大きくなったりするのも問題です。
例えば画像においては、アナログでは傷や紙質の変化、紫外線による退色などが起きたりしますが、それらの劣化は画像加工によってある程度修正できたりします。
ところがデジタルの画像では劣化(データ化け)が発生すると、画像の大半あるいは全部がぐちゃぐちゃになったり、そもそも画像ファイルとして認識しなくなったりして「復元不可能」になるのが多いです。
たった数ビットの狂いがデータの意味を大きく変えてしまい、ぐちゃぐちゃにしてしまいます。
画像の場合は画像まるまる崩れますが、動画ファイルの場合は「一部のフレームの映像がまるまるつぶれる」という事が多いです。
先ほどの冒険野郎マクガイバーも一フレームまるまる映像がつぶれて何かよくわからん映像になってました。
ただし運が悪いと「動画自体再生できなくなる」事もあったります。
 

自分で撮影した写真や映像データ、自分で作成したファイルなどは新しいメディアへ移し変えできますが、最近のテレビ番組はコピーコントロールがかけられてるため、それができなくなってるのが問題をややこしくしてたりします。
テレビ番組を数年後はもちろん十数年後も観たいと思うからこそディスクにダビングするのに、コピーガードのせいで「一度ディスクに書き込んだら、その番組を別のディスクへ移行できない」というアホな事になっており、このせいで「メディアの経年劣化によるデータ化け」が起きて映像のところどころが大きく乱れたり、最悪再生すらできなくなるのを甘んじて受け入れないといけないようになってます。
普段は事あるごとに「海外にあわせろ(グローバルスタンダード)」とか言ってるくせに、ことコピーコントロールについては海外のデジタル放送がコピーフリーとなってるのとは正反対にガチガチにコピーをかけるというのは呆れます。それによって後でどのような問題が発生するかも考慮せず。

そのコピーコントロールについても「海賊版対策」としてきちんと機能してるならまだわからないでもないのですが、実際はすでにコピーコントロールを外す機器を海外で作られており、結局海外の海賊版製造業者は日本のテレビ番組を好きなようにコピーしまくってるという……。
結局まともなユーザーには不便を強いただけで、海賊版対策にもなってないとなると、「じゃあ一体何のためにコピーコントロールをかけてるの?」という気がします。
データ化けが起きても、スカパーで放送してくれるならそちらでまた録画しなおせばいいですが、全部の番組がスカパーで再放送されるわけではないですしね。
(視聴にもお金がかかります)

コピーコントロールもEPN方式なら新しいメディアに番組を移しかえる事が可能で、「メディアの経年劣化によるデータ化け」を回避できたんですがね。
デジタル放送完全移行まであと一年ほどとなりましたが、後になって必ず問題となる「一度ディスクに書き込んだら、その番組を別のディスクへ移行できない」については放置のままとなってるのが気になります。

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