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05/01/2010

流氷(破滅)へ一直線でつき進む「日本国」という名前の船

日本の将来については、経済に詳しい人の意見は二つに分かれていますね。
「日本経済は破綻するわけがない。(だから「このままでは破綻する」などと言って不安を煽るな)」
というのと、
「日本の経済はこのままでは破綻する。(だからしっかりと対策をしろ)」
という意見に。

一見この二つは相反するようで、どちらか片方が正しく、もう片方は間違ってるかのように見えますが、実際はどちらの言い分も正しいです。
「どういう事?」と思われるかもしれません。

「日本経済は破綻するわけがない。(だから「このままでは破綻する」などと言って不安を煽るな)」という人の意見は、「適切な対応を日本政府がきっとするはず」という前提で話をしているようです。
日本政府も馬鹿ではないから、きちんと対応して破綻を回避できると。

「日本の経済はこのままでは破綻する。(だからしっかりと対策をしろ)」という人の意見は、「今まで政府がきちんとした対応をできてないからここまで国の借金が増えてしまったんだろう。今後もこの調子だと破綻してしまう」と、「政府がきちんとした対応を今後もできない」という前提で話をしているようです。
だから「心を入れ替えて政府はしっかりと対策をしろ」と。

両者は一見言ってることは分かれているようですが、どちらも「もしきちんとした対応ができれば日本経済の破綻を回避することはできる」という点ではまったく同じです。
(逆に言えば、どちらも「もしきちんとした対応ができなければ破綻する」という点では一致してます)
「政府がきっとしっかりやるはず」と、「政府がしっかりやれてないし今後も心配だ」という点で両者の意見が食い違ってるだけです。
性善説と性悪説の違いにちょっと似ていますね。「人間の良心を信じるかそうでないか」が、「政府を信じるかそうでないか」に置き換わってる感じで。
(実際はどういう対応をすればよりダメージを少なく回避できるかは個々の経済学者で意見が分かれていますが、そこは割愛)


経済的な面で今の日本を例えるなら、「流氷(破滅)へ一直線でつき進む船」といったところでしょうか。
私もこの船に乗船してるので他人事ではないのですが、船の行き先を決めるのはあくまでも船長(政府)や乗務員(議員)で、乗客達がいくら喚こうがその船長や乗務員が一向に進路を変えてくれないので、かなり不安な状態です・・・。
多くの方も同じように不安に思ってるのではないでしょうか。

もっと前の時期(2000年あるいはもっと前)から、乗客の中には航行に詳しい専門家(経済学者)がいて、その一部からは「この航路では、流氷に衝突してしまう・・・。今のうちに進路を変えないと・・・」という警告の声が上がっていました。
でも当時は、「さすがに船長も乗務員も馬鹿ではないので、いつか進路変更するだろう・・・」と思ってる人が大半で、これらの警告は半ばマガジンのMMRのようなヨタ話だと思われていました。

でも時が経っても航路はまったく変更されず、前方の流氷がだんだん近づいてきており(=国の借金がどんどん増えていっており)、それにつれて警告を発する人(経済学者)もどんどん増えてきて、さすがに普通の乗客達(国民)の中にも「このコースはまずい・・・。進路を変えないといけない・・・」と思うようになった人が多くなっていきました。
船長や乗務員がコースを変更してくれないようなので、遂には船長と乗務員をすげ替える事態に。(前回の選挙で自民党→民主党の政権交代をするはめに)

このすげ替えで航路がきちんと変更されれば良かったんですがね。
でも実際は進路を変えるどころか、流氷への突入速度が前より加速している(歳出増加)と。
本来ならより歳出を減らすべきところを、何故か海外在住の子どもへ金をばらまくために歳出を増加し、本来なら必要ない裕福な家庭にまで子ども手当てのばらまき・授業料の無償化などをやって余計な歳出を増加。借金の増える速度を加速させようというふざけた政策。
少子化対策のつもりなんでしょうが、それなら「収入の少ない家庭に限り授業料無償化や子ども手当てを出す」だけでいいのでは?これなら歳出の増加ももうちょっと抑えられるはずなのに。
何故お金に余裕がある家庭にまで金をばらまくのか?そのせいで歳出が無駄に増えて赤字国債の発行額がさらに増やされる(=流氷への突入速度が速くなる)というのに。
「海外在住の子どもの分まで子ども手当てを支給する」に至っては、まったく意味不明。なんで海外のために日本の借金をさらに増やすの?


この船には何万、何十万もの専門家(経済学者)が乗船しているというのに、このまま流氷に激突して船(日本国)が沈没しようものなら、後世の歴史では「日本人は破滅するとわかっていながら何もできなかった馬鹿な民族」と物笑いの種になるでしょうね。
歴史どうこう以前に船が沈没すると、乗船してる全ての人が被害を受けます。
一般的な人はもちろん、テレビに出ている数多くの芸能人、ジャンプやマガジン、サンデーや他の雑誌で連載している漫画家、小説家、ミュージシャンなどなど、有名・無名を問わず『日本に住んでる全ての人』が取り返しのつかない深刻な経済的ダメージを受ける事になります。
国債のデフォルトで株価が急落(実際はその前の段階で海外投資家が手を引き出して株価の下落が起きる)、経済が破綻して有名無名を問わず倒産する会社・企業が続出し、円の価値も急落するので多くの物を輸入してる我が国では食糧価格や資源価格の高騰が起き、今の生活を維持するどころか、多くの国民が食べていくのすらしんどい事態に陥りそうです。
ひどいインフレが起きて、将来のために貯蓄していたお金の価値が1/2、1/3あるいはそれ以下に下落という事にもなりかねません。
ゲームとか漫画、アニメ、ネットなどをゆっくりと楽しめてる今の生活が幻となってしまいそうです。
2035年頃に「日本では今は多くの国民がひどく貧しい生活を送ってるが、昔はテレビゲームを遊んだり、漫画を読んだり、ネットで馬鹿な事を書いたり・・・・そいういう時代があったんだよ・・・。」なんて涙を流しながら回顧することになったりして…。
そういう事態は本当に勘弁して欲しいです。

これはもちろん「最悪のケース」ですが、政府がこのまままともに対応してくれないと、こういうケースも起こりえます。
昔は「日本経済の破綻」などという話はヨタ話だったかもしれませんでしたが、ここまで借金が増えすぎて、さらに財政が改善されてない現状では、最早ヨタ話では無くなってきています。
「日本経済が破綻するはずがない」と言ってる人も、実際は「政府がきちんと対応したならば」という前提で話をしているので、もし今の調子で政府が失政を続けて借金が増えていくなら短期では問題ないとは言っても、長期ではやはり問題があると言ってる人が大半です。
(破綻回避のために、経済についてはアホな政府や首相・議員が舵取りするんでなく、経済学者が集まって舵取りしてくれたらいいのに・・・)


もっと早い時期から航路を変更してたら船(日本経済)へのダメージはほとんど無い、あるいは少なく流氷を回避できたでしょうが、今はもうそんな事言っても仕方ないのでしょうね。
ほとんどの経済学者が、「もう無傷での回避は無理」と言いだしてる始末。
良くて「横っ腹に傷をつけつつ回避(大増税)」、悪いと「このまま流氷に激突して沈没(日本経済の破綻)」だそうです。
この期に及んでも楽観的な事を言ってる経済学者は最早皆無といって言いほど。

とりあえず一乗客としては、「流氷への衝突(日本経済の破綻)」だけはなんとしても回避していただきたい。
増税はもう仕方ないにしても、それなら歳出についても本当に「1円たりとも無駄にしないで余計な歳出を減らす」という事をしてもらいたい。
「横っ腹に傷をつけつつ回避(大増税)」できても、その傷が大きいと、消費が大きく落ち込んで税収が減り、結局借金は増え続けて、「流氷は回避できたものの、しばらくしたらやっぱり沈没するはめになった・・・」なんて事にもなりかねません。
税収が減ったからさらに増税→さらに消費が落ち込んで税収が減ってまた増税・・・なんてことにも。


お金を持ってる乗客の中には、海外の船に乗り換えて(他国へ逃げて)沈没の危機を回避しようとする人もいるかもしれません。
でも、もし日本国という名前の船が沈没した際は、サブプライムローンの時とは比較にならないほど他の国々にもひどい悪影響を及ぼすでしょう。
日本国内だけでなく世界的に深刻な不況を招き、各国の一部の企業の倒産や失業率増加を引き起こしかねないです。
(もちろん海外も日本船沈没の余波を少なくするために、もっと早い段階で日本企業への投資や日本との取引を減らしていくでしょうが)

海外の人達は、そのような事態を引き起こした「日本人」が自分の国へ逃げてきたら、はたして歓迎して受け入れてくれるでしょうか?
破綻した日本から出稼ぎで海外に来た日本人には同情する人もいるかもしれませんが、大金を持って脱出してきた日本人は、日本のミスのせいで自国経済も影響を受けて失業した外国人からすれば、同情どころか怒りの対象となり、そういう日本人(操船していたわけではないのに)への「報復」が頻発するということにもなりかねません。
「海外在住の日本人家族がまた襲われ一家全員惨殺されました」なんて恐ろしいニュースが日常茶飯事になるなんて事も・・・。
金持ってる人らは、海外へ逃げることを考えるよりも、アホな船長(政府)と乗務員(議員)にしっかりと根回しして、日本国という船が沈没する事態を何としても回避するようにしっかり圧力をかけるべきでしょう。


5年や10年ですぐに日本経済が破綻するとは思いませんが、今の調子で政府がろくな対策をこの期に及んでもしてくれず国の借金をこの調子で増やし続けると、20年後(あるいはもう少し早い段階)で海外の投資家からは「日本への投資は危険」と見られて、株価の止まらない下落が始まりかねません。
一度株価の下落が始まるともうお手上げでしょう。
国債自体はしばらくは日本国内だけで消化できても、国の借金が増えれば増えるほど日本の企業への先行き不安が高まり、株価の方でまず悪影響が出てきます。
(国債だけ見て株価の事は無視して「大丈夫だよ」とか言ってる人がいたりするのには違和感がありますね。国債自体はほとんどを国内で消化してるといっても、国の借金が増えすぎると海外の投資家から日本の企業がどのように映るかの観点が欠落してるような。)

船長、乗務員(政府の人、議員)は、乗客(全日本国民)の運命を握っているという事をしっかり肝に銘じて操船して欲しいですね。
操船ミスで船を沈没させた場合は、外国人から非難の声があがるのはもちろん、日本の国民達からもそれなりの「報復」を受けることにもなりかねません。

事は日本だけの問題ではないので、いよいよとなったら、他国やIMFからも日本船の沈没をなんとかして回避するよう日本政府にしっかりと圧力がかかるでしょうが・・・。

ゴシップ紙ではなく普通の全国紙(読売新聞とか)で、「日本経済の破綻」について定期的にコラムが組まれるようになってしまったりするのを見ると、「日本国」という船に乗ってる一乗客としては、国には一刻も早く財政を改善して将来に安心を持てるようにしてもらいたいもんです。
破綻を回避できるなら消費税が10%あるいはもうちょっと増えてもかまいませんが、増税するなら本当に税金の無駄遣いは一円でも多く減らせと。
マニフェスト守るために無駄な歳出増やすような馬鹿はやめろと。
国会議員には、党や派閥間の争いは今は置いておいて、党を超えて財政再建のために尽力してもらいたいです。
経済が破綻すると、議員達の家族や親戚も路頭に迷う事になるし。

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