« December 2008 | Main | February 2009 »

01/25/2009

shade10.5が発表されましたね

shade10の次はshade11を出すかと思えば、shade10に少し機能を追加したshade10.5が出るとは。

shade10ユーザーなので無料でバージョンアップできて機能が追加されるのは良いですが、追加される機能にインパクトがないですね。
マルチパスレンダリングにしても、スナップ機能にしても、2000年(あるいはそれ以前)からずっと要望に挙げられていた機能です。
まさか搭載されるまでに9年もかかってしまうとは思いもしませんでした。
正直遅すぎです。

イーフロンティア的には、下手に2バージョンしばり(二つ前までのバージョンしか最新のshadeにバージョンアップできない)をしてしまい、さらにshade10へバージョンアップしたユーザーが少なかった事に危機感を覚えてこのような『10.5』を出す事によって過去のshadeユーザーを少しでもつなぎとめておきたかったのでしょうが、正直shade10をスルーした人が今回のshade10.5にバージョンアップしてくれるか懐疑的です。

標準のレンダラーが今となっては貧弱すぎるので、レンダラー方面にもきちんとメスを入れ

・ディスプレイスメントマッピング搭載
・サブサーフェイススキャッタリング搭載
・現在のようなノイジーで時間のかかるパストレーシングでなく、もっと使えるGIレンダリング機能搭載。
(イラディアンスキャッシュもサンプリング密度の自動配分を行うなどすれば、より高品質のレンダリングができるはずなのに。搭載もそんなに手間がかからないのに、何故か今回のバージョンアップでも搭載されず……)

などをshade10.5で搭載していればもっとユーザーを増やす事ができたと思うのですが……。

10の一年後に出た10.5で追加された機能がわずかしかないのは、shade11を平行して開発しているからだと思うのですが、3月にshade10.5を出すという事は、shade11が出るのは早くても半年、遅いと一年後でしょうね。
他の3DCGソフトは一年経つ毎に色々な機能を貪欲に追加していってるのに、shadeは追加される機能が少なく、特に今年については一年かけて出した10.5がこの程度の機能追加で、他の3DCGソフトとの差がさらに開いていってしまったように思います。

今後は開発者側には「ユーザーが本当に求めている機能」を優先して搭載していって欲しいと思います。
なんかここ最近のバージョンはどうでもいい機能を搭載して、本当に求められてる機能はスルーされるという事が多い感じですし。
あと追加された機能も、中途半端な追加で役に立たないとか。「イラディアンスキャッシュ」は現在のやつは機能が中途半端で使い物にならないです。
スナップにしてもマルチパスレンダリングにしても搭載するのにそんなに手間がかからないはずなのに、2009年になってようやく搭載ってのが…。

| | Comments (0)

01/19/2009

データのバックアップ遍歴

seagate製のHDDが突然壊れてしまう不具合を抱えていた事が明らかとなったようですね。

Seagate製ハードディスクのファームウェアに致命的な不具合、起動不能・アクセス不能になることが判明
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090118_seagate/

昨年春頃にPCを新調したのですが、これに搭載しているHDDがseagate製でした。
あわてて型番を調べたところ、どうやら該当機種ではないようですが、告知されてる型番がさらに増えたりしないか注意してないといけないかもしれません。


私はDOS/V機を使い始めて11年程度ですが、幸いHDDが壊れるという事態には未だに一度も遭遇していません。
ただ、「HDDは突然壊れるもの」という話をよく聞いているので、大事なデータはこまめにバックアップを取っています。

データのバックアップについてですが、初期は外付けSCSIのCD-Rドライブを接続して、CD-Rにバックアップを取っていましたね。
書き込み可能なDVDドライブが安くなった頃に、DVD-RやDVD-RAMに大事なデータのバックアップを取るようになりました。(書き換え可能なDVD-RAMを特に利用しました。)

DVD-RやRAMは容量が一枚4.7GBなので、shadeで作った3DCGのデータが一枚では収まらず、数枚に分けてバックアップを取るのが面倒に思ってきたので、usbの外付けHDDなら一括してバックアップができると思い数年前に購入。
外付けHDDってHDD本体が死ぬ以外にも接続ユニットが死ぬ場合が多いので、こちらへのデータバックアップはあくまで一時的なものと割り切って使っていたのですが、usb2.0接続のせいかなんか転送速度が遅いんですよね。

で、結局今はPC本体にシリアルATAのHDDをもう1個追加して、そっちに大事なデータのバックアップをこまめに取るようになりました。
RAIDみたいに自動でコピーを取るんでなく、手動で大事なデータだけを二台のHDDに複製しておくと。
usb外付けHDDとは違って、データのコピーもかなり早くて快適です。
HDDがどっちも同時に壊れるという事はまずないと思う(まぁ雷で死ぬ場合もありますが…)ので、当面はこの方法でやっていくつもりです。

ただ、長期的な保存を考えると、やはりメディアにも残した方がいいと思うので、BDドライブが安くなったら購入して、BDディスクにもバックアップをたまに行うつもりです。
BD-REなら一枚に25GBや50GBのデータを収納できるので、PCで動画を扱ってない自分の場合、今までの大事なデータは一枚に収められそうです。

| | Comments (0)

01/12/2009

それでもあなたは地上デジタル放送で録画しますか?

今日から地上アナログ放送では、NHK以外の民方でも「アナログ」の文字が常時表示されるようになってしまいました。
関西テレビと読売テレビの表示はまだ溶け込んでるのでマシですが、毎日放送とABCテレビ(朝日)は思いっきり目立つ表示ですね…。
NHKよりも文字サイズが大きくて、透過の度合いを低くしてより目立つようにしてるのは…。
うちは朝日新聞と読売新聞を取っていたのですが、今回の件に腹が立ったので、次回契約時から朝日新聞を取るのをやめました。
「視聴者に嫌がらせすると自分に還ってくる」というのを認識した方がいいですよ、アホな放送局は。

今からでもいいので、関西テレビみたいに背景にとけこむようなデザインに変えて欲しいです。(文字サイズも小さく)
番組見てる時に右上にはっきりと「アナログ」と表示されてると、番組に集中できません。(特にドラマとか興がそがれます)
こんな嫌がらせしても視聴率低下や系列会社の新聞解約を促す事にしかならないのに、ナニをやってるんだか…。
自分の首絞めて楽しいですか?
ただでさえ広告収入が激減していって放送業界は苦しくなっていってるっていうのに、視聴者を敵にまわしても…。


地上デジタル放送は視聴者の利便性をまったく無視したDRMをかけており、「一度メディアに書き込んだら二度と別の場所へ番組を移動できない」というアホな仕様となっているので、そちらでは正直録画したくないです。
(見るだけで残さないつもりの番組は、レコーダーのW録画の仕様上、たまに地上デジタル放送でも録画してたりしますが)
書き込み型のCDやDVD・BDメディアには寿命があり、「10年経つと色素が劣化してデータの読み込み不良が起きる(運が悪いともっと早く)」という話があります。
メディアのメーカーは「20年以上もつ」とうたってるところもありますが、実際はそこまで持ちそうにありません。
これは保管状況がいい場合の話です。保管状況が悪いともっと早くにデータ化けが起こります。

参考リンク:DVD-RやCD-R(BD-R)の寿命はそんなに長くない


実際、10年以上前に仕事で焼いたCD-Rとかを最近チェックしてると、ところどころデータが化けたりしています。きちんと国産のメディアを使って保管に気を使っていても、これ…。
それなのに、地上デジタル放送で番組を録画してしまうと、一度メディアに書き込んだら別の場所へ移動すらできないという阿呆な仕様になっています。

地上デジタル放送で番組を録画してメディアにムーブすると、10年過ぎたあたりからデータの一部が化けて、再生中にブロックノイズが出たりするようになるのは覚悟しておいた方がいいでしょう。
そのディスクの管理情報を書き込んだエリアでデータ化けが起こった場合は「ディスクを再生すらできない」という最悪な事態も普通に起こります。

コピーコントロールがかかってない場合は、特にお気に入りの番組については5年経ったあたりから別の新しいメディアへ複製すればいいのですが、コピーフリーのアナログ放送を録画した場合ではそれができても、コピーコントロールがかかっている地上デジタル放送を録画した場合はそれができません。
大事な番組が消えていくのを、ただ指を咥えて見ているだけしかできないのです。

将来に渡ってみたいから番組をメディアに焼くというのにねぇ…。
(セルDVDやBDがマニア層を相手にした価格設定ではなく、外国みたいにもっと気軽に買える価格設定になっているなら、こっちにうまく客を誘導できるのですが…)




そもそも地上デジタル放送を本気で普及させたいなら…

・全ての地域で安定して地上デジタル放送が見れるように電波を強くしろ!!
うちのエリアでは電波の強度が弱いせいで、デジタル放送の放送局の方へアンテナをきちんと向けていても、天候が悪い日などは時々「受信レベルが低下しています」と出て、画面がまったく映らなくなります。アナログの時はUHFはきちんと映っていたのに…。ちなみにブースターで増幅してます。

・放送にコピーコントロールをかけるな!!
ダビング不可にするなら、せめてメディアから別のメディアへの移動くらいは保証してくれ。「10年でデータ化けが起こってしまうメディアに一度書き込んだら移動すらできない」ってのは、将来の事を何も考えてなさすぎです。


地上デジタル放送を推進してるところは、なんで地上デジタル放送がこんなに普及が遅いのか、一度しっかりと考えてみたらどうでしょう?

・アナログ放送と違ってコピーコントロールがある。
・一部の番組では額縁放送で縮小して表示される。
・番組によっては、右上にずっと局名のうっとおしいロゴを番組中ずっと表示してる。
・4:3で製作された番組の場合、左右にうざいデザインが無理やり挿入されて16:9にされて放送される事がしばしば。
・チャンネルの切り替えが遅い。
・デジタル放送を見るのに、テレビを買い替えたり、チューナーやチューナーを内蔵したレコーダーが必要。
・アンテナの向きを調整しなおす必要がある。(個人でできない場合は、業者に頼んで数万円の余計な出費がかかる)
・↑それらの機器を導入して、UHFアンテナをデジタル放送局の方へ向けても、実際は地域によっては電波レベルがいまだ貧弱で、雨天などに電波レベルが落ちると画面がまったく映らなくなる瞬間があったりする。(これは、もし大事な番組を録画してた時などは特にダメージがでかいでしょう)

こんなに色々問題があるデジタル放送を誰が好き好んで受信しようとするやら…。
変な嫌がらせして視聴率低下させたり毎日新聞や朝日新聞の解約を促すよりも、真面目に地上デジタル放送の問題点を一つ一つ潰していくべきでは?

海賊版対策でコピーコントロールをかけて複製できないようにしたい気持ちはわからないでもないけど、複製不可なら不可でせめてメディアから別のメディアに安全にムーブできるような仕様を採用するべきだったのでは?
コピーワンスの時も、「ムーブ中にエラーが発生するとHDDからもメディアからも番組が消えて目が点になってしまう…」というアホすぎる仕様のせいで、結局後でダビング10を導入するはめになってしまいましたよね?

| | Comments (0)

01/08/2009

Q.E.D. 証明終了のドラマがスタート

加藤 元浩さんの推理漫画「Q.E.D. 証明終了」のドラマが今日からNHKで放送開始ですね。

原作の漫画版についてはコミックスを毎巻購入しているのですが、長期連載作品の性(さが)か、最近は初期ほどは面白くなくなってきてるのがやや残念だったりします。
正直20巻越えた頃から作品の質が大幅に落ちてきたように思います……。
 
10巻までだったら殺人もののエピソードも、知的な謎解きも唸らされるものが多く「ミステリー作品の傑作!!」と言えたのですが、10巻~20巻あたりでクオリティが落ちてきて並の作品になり、20巻越えてからはさらにひどくなって「凡作」となってしまって現在に至ってるように思います。
(最近でも面白いエピソードはたまにぽつぽつとあるのですが、どうでもいいデキのが圧倒的に多い…)
初期の巻は面白かったので結構何度も読み返したのですが、最近の巻は一度読んだだけでもう読み返さない事が多いですね。

ドラマでファンが増えて、コミックスの売り上げも伸びたら、作者さんも奮起するようになって、昔のようにきちんと話を練りこんで面白いエピソードを描いてくれるようになったら嬉しいのですが…。


内容もそうですが、絵も昔より魅力が無くなってしまいました。
絵自体は「初期よりもうまくなった(というか安定した)」とは思うのですが、特に最近はキャラの顔は手を抜いて描いてる感じがして、そのせいでキャラの顔は昔より魅力が無くなったように思います。

ヒロインの顔は正直初期の方がかわいかったですね。
↓初期のヒロインの顔



↓中期のヒロインの顔


↓現在のヒロインの顔




主人公の燈馬 想にしても初期の目つきが鋭い感じの方がカッコ良かったような…。

| | Comments (0)

« December 2008 | Main | February 2009 »