shade10.5が発表されましたね
shade10の次はshade11を出すかと思えば、shade10に少し機能を追加したshade10.5が出るとは。
shade10ユーザーなので無料でバージョンアップできて機能が追加されるのは良いですが、追加される機能にインパクトがないですね。
マルチパスレンダリングにしても、スナップ機能にしても、2000年(あるいはそれ以前)からずっと要望に挙げられていた機能です。
まさか搭載されるまでに9年もかかってしまうとは思いもしませんでした。
正直遅すぎです。
イーフロンティア的には、下手に2バージョンしばり(二つ前までのバージョンしか最新のshadeにバージョンアップできない)をしてしまい、さらにshade10へバージョンアップしたユーザーが少なかった事に危機感を覚えてこのような『10.5』を出す事によって過去のshadeユーザーを少しでもつなぎとめておきたかったのでしょうが、正直shade10をスルーした人が今回のshade10.5にバージョンアップしてくれるか懐疑的です。
標準のレンダラーが今となっては貧弱すぎるので、レンダラー方面にもきちんとメスを入れ
・ディスプレイスメントマッピング搭載
・サブサーフェイススキャッタリング搭載
・現在のようなノイジーで時間のかかるパストレーシングでなく、もっと使えるGIレンダリング機能搭載。
(イラディアンスキャッシュもサンプリング密度の自動配分を行うなどすれば、より高品質のレンダリングができるはずなのに。搭載もそんなに手間がかからないのに、何故か今回のバージョンアップでも搭載されず……)
などをshade10.5で搭載していればもっとユーザーを増やす事ができたと思うのですが……。
10の一年後に出た10.5で追加された機能がわずかしかないのは、shade11を平行して開発しているからだと思うのですが、3月にshade10.5を出すという事は、shade11が出るのは早くても半年、遅いと一年後でしょうね。
他の3DCGソフトは一年経つ毎に色々な機能を貪欲に追加していってるのに、shadeは追加される機能が少なく、特に今年については一年かけて出した10.5がこの程度の機能追加で、他の3DCGソフトとの差がさらに開いていってしまったように思います。
今後は開発者側には「ユーザーが本当に求めている機能」を優先して搭載していって欲しいと思います。
なんかここ最近のバージョンはどうでもいい機能を搭載して、本当に求められてる機能はスルーされるという事が多い感じですし。
あと追加された機能も、中途半端な追加で役に立たないとか。「イラディアンスキャッシュ」は現在のやつは機能が中途半端で使い物にならないです。
スナップにしてもマルチパスレンダリングにしても搭載するのにそんなに手間がかからないはずなのに、2009年になってようやく搭載ってのが…。