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07/10/2008

DLCは高くしすぎると、むしろメーカーの儲けが減ってしまうという話

ソウルキャリバーIVのDLC(ダウンロードコンテンツ・課金アイテム)について怪情報が出ていますね。
なんでも・・・

・キャラクリエイション用の追加パーツは1パーツおよそ300円~500円くらい(高いのは900円)
・キャラクターの追加コスチュームはおよそ1000円~1200円(H系コスだと高くて1500円)
・追加キャラは1体1200円

とか

この書き込み自体は嘘くさいのですが、DLCの価格についてはこの価格に似た感じになってしまうのか、それともまともな良心的価格になるのかは未だ不明となっています。
アイドルマスターでのDLCの価格設定とかを見ると、「ソウルキャリバー4でももしかして似たような高めの価格で販売するのでは・・・」と一キャリバーファンとしてはちょっと不安にもなったりします。

物の値段と需要についてですが、(その商品に興味を持ってる人に)「○○がいくらくらいなら買いたいと思いますか?」というアンケートをとって、縦方向は「票数」、横方向は「価格」でグラフ化すると、以下のような図のグラフができあがります。
価格の分布や山のカーブのきつさは多少違えど、どんな商品であれ、『形的』にはだいたい似たような『山形の曲線』を描くようになっています。

Cali001

ここではa点を便宜上"中央値"と呼びます。

  

キャリバーのパーツについて、例えばキャラクリ用の追加パーツとして「ちょっと変わったデザインのヘルメットA」があったとします。
これについて「いくらくらいなら買いたいですか?」というアンケートを取ると、だいたいこんな感じになるんではないでしょうか?
(*これより下のグラフは、いずれも実際にアンケートを取ったわけではなく、あくまで自分の予想です。)


Cali002 

200円くらいがだいたい"中央値"になるのでは、と思います。
(キャラクリ用のパーツは結構な数を買う事になるので、個々の値段があまり高いのは望まれないでしょう)

200円で販売すれば・・・

Cali003

斜線の面積の部分が"購入対象"になるわけです。

これを400円で販売すると・・・


Cali004


斜線の面積はここまで減ってしまうわけですね。
1個の販売価格は元(200円)の二倍になってますが、面積(購入者数)は半分以下になってしまうわけで、結局メーカーに入る金(販売価格x個数)は200円で売る時よりも減ってしまうわけです。
(*実際はDLCでは販売価格のうちの一部が販売手数料やロイヤリティ代として取られるので、全額メーカーに入るわけではないですが・・・。ややこしいのでここでは割愛)

価格を半分の100円にすると・・・


Cali005

面積(購入者数)は増えるものの、二倍になるわけではないので、価格を下げた分の穴を埋める事はできません。
安くしすぎてもやっぱりメーカーの儲けは減ってしまうわけです。

上記は「ちょっと変わったデザインのヘルメットA」についての考察ですが、『キャラクリ用の追加パーツ』といっても、1個1個デザインなどが異なるわけで、それによって"価格に対するハードル"も多少は変わってきます。
「デザインがいいもの」「面白いデザインのもの」「Hなデザインのもの」は上図より中央値が100円~150円くらいは左方向にスライドするのではないでしょうか?
↓こんな感じ。

Cali006


逆に「しょうもないもの」「手のこんでないもの」などは、中央値が100円くらい右方向にスライドすると思います。

Cali007


同じように「キャラの追加コスチューム」についても、アンケートをとってみるとこんな感じになるのではないでしょうか?
(コスチュームはキャラ固有で別のキャラに使いまわしできない場合)

Cali008

*これも「デザインがいいもの」「面白いデザインのもの」「H系コスチューム」などは中央値は150円くらい左方向にスライドし、逆にしょうもないコスチュームは右方向にスライドすると。


最後に「追加キャラ」については、こんな感じかと。

Cali009

*追加キャラのデザイン・魅力によって左右方向にこれまた多少は中央値がぶれるでしょう。(200円くらい)

いずれのケースにせよ、DLCについては、「この価格なら買いたい」という人が最も多い価格に近い値段設定で販売した方がメーカーも儲けが多いと思います。
価格を高くして1個1個の利益を上げても購入者は激減して結局メーカーの儲けは減るし、逆に安くしすぎても思ったほど購入者数は増加せずにこれまたメーカーの儲けは減ると。

安くした場合はユーザーに「良心的なメーカーだなぁ・・・」と思ってもらえるメリットがありますが、高くした場合は「ぼったくりメーカー」と悪い印象を持たれてしまい、『儲けは減るわ、ユーザーの印象も悪くなる(そのせいで今後同社の他のソフトの売り上げまで悪影響を受ける場合も・・・)』と、踏んだりけったりな感じになりそうです。

ソウルキャリバー4については、今からでもネットアンケートを行うなどして、「追加パーツ、追加コスチューム、追加キャラはどういう値段なら適切か」を調査した方がいいのではないでしょうか?

値段が適切なら、個々の価格は高くないものの色々購入して、「気づいたら数千円もつぎ込んでいたなぁ。でも満足」って人も多く出てくるでしょう。

もし上記の怪情報に似た価格(あるいはそれよりちょっと安いだけ)とかだと、DLCはほとんど買わずに結果としてメーカーにもあまり金を落さない人が多くなってしまうと思います。

通常の商品は『製造コスト(原材料費や、製造工場での機器の稼動や人件費コストを商品個数で割ったもの)』がかかりますが、DLCはデジタルデータなのでそんなものはありません。
オブジェクトのデザインコスト自体はあるものの、これは「販売価格」の高い低いで変動するわけではないので、DLCの価格については、「いかにより多く儲ける事ができるか」だけを考えて設定すれば良いと思います。
(市場に出ている多くの商品みたいに「原材料費がこれくらいかかるから、○○円以下にはできない」という事はDLCでは無縁です。)

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