softimage xsiを注文してしまいました
さんざん悩んだ挙句softimage xsi foundation6.02を注文してしまいました。
63000円もの出費です。
(しかもあと半年もしないうちにxsi foundation 7が出るかもしれないのに・・・)
腕にみあわず高いソフト(まぁ機能的には破格ですが)を買うのは、「猫に小判」状態にならないか心配ですが・・・。
shade10にバージョンアップしたばかりなのに、結局他のソフトを買う事になったのは残念です。
できれば慣れ親しんだshadeをレンダラーとして使い続けたかったのですが。
GIはパストレース系の絵の方が好きなのですが、shadeのパストレはノイズを目立たなくしようとするとめちゃくちゃ時間がかかる・・・。(多少品質を落としてでも高速化できるイラディアンスキャッシュは、実際使ってみるとノイズまみれで使い物にならないし。)
ラジオシティは速度も速く綺麗な絵が出るけど、モデリングに制約があるし。
また、「ディスプレイスメントマッピング」や「サブサーフェイススキャッタリング」、「シェーダーの細かいコントロール(グラディエントマップみたいなやつとか、他にも色々)」などがshadeの標準レンダラーでは搭載されてないのが問題なのですよね。レンダラーやシェーダー機能は、他のソフトと比べて体感で5年ほど遅れを取ってる気がします。プロが使うソフトはもちろん、ホビー用途の廉価なソフトなどと比べてももうずいぶん見劣りしてしまってます。
3DCGソフトでレンダラーやシェーダーが貧弱ってのは、致命的ではないでしょうか?
(それでも頑張って素晴らしい絵を出してるshadeユーザーも多くいらっしゃいますが)
最近海外の安価なスカルプト系ソフト(zbrushみたいなああいった系統のソフトです)を購入したのですが、ディスプレイスメントマッピングが利用できないshadeはレンダラーとして使えないのですよね。
こういったソフトは「ミドル(あるいはロー)ポリゴンモデル+ディスプレイスメントマッピング」でデータを吐き出して、レンダラーに持っていってレンダリングするのですが、ディスプレイスメントマッピングが使えないshadeではハイエンドポリゴンモデルで吐き出してレンダリングするしかない。
でもshadeはポリゴンが苦手なのか、ハイエンドポリゴンどころかミドルエンドのポリゴンモデルさえ読み込み途中でフリーズが発生・・・。
carraraの体験版やメタセコイアでは普通に読み込んでぐりぐりと動かせたりできるのに。
結局レンダラーとして他のソフトを物色する事にしました。
予算として出せるのは10万円くらいまでとし、候補として上がったのは「carrara」「vue esprit」「xsi foundation」「modo」の四つ。
(lightwaveや3ds max、MAYA、cinema4Dなどは予算的に見送り。)
「carrara」は安価だし、ディスプレイスメントマッピング・サブサーフェイススキャッタリングが利用可能。質感設定も色々できそうで、furやhairも搭載。ただ唯一残念なのが、GIの品質があまり良くない。
体験版でテストしてみましたが、各種設定を高めにしてレンダリングしても、所々に妙なスミみたいなノイズがついてしまったりしてます。(レンダリングはかなり早いのですが)
GIを除けば今でもかなり魅力的なソフトとなっていますが、これでもし今後のバージョンなどでGIレンダリングの品質がアップしたら、より多くのユーザーを取り込めそうだと思います。
「vue esprit」も安価でディスプレイスメントマッピングやサブサーフェイススキャッタリングを搭載。多彩なシェーダーコントロールが可能な模様。しかし基本は景観作成ソフトのためかボーンなどが使えずキャラクターのポージングなどができない。(poserキャラなら可能のようですが) あとラジオシティベースのGIは、shadeと同じようにモデリングに制約がありそうなのでパスしました。(あるところで見たvue製のインテリア画像では、シャドーリークやライトリークがやっぱり発生していました)
「xsi foundation」はsoftimage xsiシリーズの最廉価グレードながら、mentalrayが使えて多彩な質感表現ができるとの事。(その分設定が難しいかも・・・) アニメーション関係も上位グレードより機能が多少削られているものの、かなりの事ができそうです。ただ、「ファイナルギャザリング(+フォトンマップ)のGIって品質はどうなのかな?」と思い、海外のサイトを色々めぐってmentalrayでの作例を見てまわりました。vrayやmodoでのレンダリング品質には劣るものの、そこそこ綺麗な絵を出せてるようです。
残念な点は毛の表現についてくらいでしょうか。上位グレードとは異なりfoundationで使えるのはoutputshaderでの貧弱な簡易furのみのようで、人間の髪や髭、動物の体毛・ぬいぐるみの表現にはきつそうです。(「bhairy」という1万円くらいする海外製のプラグインもあるようですが)
「modo」はGIはパストレース系のようで、文句なく美しいです。レンダリングもshadeと違ってわりと早いようだし。高度なディスプレイスメントマッピングを搭載し、質感表現・設定の多彩さの面でも文句なし。ただ、ボーンが無い(そのためアニメ機能も貧弱)なのと、ちょっと高い(10万円くらいする)です。
静物やインテリア・エクステリア目的ならmodoは威力を発揮しそうですね。仕事で3DCGパースを納品してる人なら、10万円でも余裕で元が取れそうです。
ボーン搭載をはじめ、アニメ関係も強化されたら、今後台風の目玉になりそうなソフトだと思いました。
予算・機能をいろいろ検討した結果、xsi foundationを購入する事にしました。
慣れ親しんだソフトでもあり、またコミックスタジオとの連携などもあるのでshade10は今後も使うでしょうが、11や12へアップデートするかはかなり怪しくなりました。
2バージョンしばりができたため、shade12までにバージョンアップをしないとshadeとは「さよなら」をしないといけないんですよね。(購入したshade10が使えなくなるわけではないですが)
自分がshadeに欲しかった機能は、毛の表現をのぞけばxsi foundationでもう手に入ったと思います。(でもまた新しい3DCG技術が出てきて、新しいソフトが欲しくなるかもしれませんが)
これではshadeをバージョンアップする動機がなくなったも同然です。
それでもパストレース系のGIレンダラーの美しさには惹かれるものがあるので、もしmodo並みに綺麗で高速なGIレンダリングが可能となった上、「ディスプレイスメントマッピング(callistoのように動的にマイクロポリゴン化するタイプ)」や「サブサーフェイススキャッタリング」などを搭載し、多彩なシェーダーコントロールも可能になって質感表現の面でも強化されたら、あるいはまたバージョンアップする気が出てくるかもしれません。
レンダラーやシェーダーの機能をきちんと強化しないと、プロユーザーはもちろん、ホビーユーザーも取り込みできず、他のソフトに客を取られてしまうと思います。
特に今後スカルプト系のソフトは、安価なもの・フリーソフトなどで続々と出てきて、ホビーユーザーでも「スカルプトソフトでモデリングやディテールの追加などをしてからレンダラーでレンダリングする」という手順を踏む人が増えてくるでしょうが、ディスプレイスメントマッピングが使えないshadeではレンダラーの候補としては除外されてしまうと思います。(シェーダーも貧弱だし。)
・コアとなるエンジンを改良して、他のソフトなみにポリゴンを多く扱えるようにする。
・ウェイトマップ搭載で関節の設定が楽にできるようにする。
・GIレンダラーの速度・品質強化
・ディスプレイスメントマッピング、サブサーフェイススキャッタリングなどを搭載して、質感やディテール表現を強化
の4点にきちんとメスを入れないと、今後じり貧になっていくと思います。
shadeはmyshadeやR3の頃からバージョンアップしたりして使い続けてきた愛着あるソフトなだけに、今後も頑張って欲しいところです。
xsiについては今体験版をいじくってますが、各種パラメーターの理解・制御がしんどいですね。
6万円(キャンペーン価格なので、実際は7~8万円)のソフトとは思えないほど、機能がてんこ盛りですが、その分覚えるべき事が多いです。
習得だけで一年くらいかかりそうです。
サブサーフェイススキャッタリングやスカルプトソフトで作ったモデル(ミドルポリゴン+ディスプレイスメントマッピング)をちろっとレンダリングしたりして楽しんでいます。
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