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03/31/2008

shade10のイラディアンスキャッシュは使い物にならないかも・・・

shade9から搭載された「イラディアンスキャッシュ」ですが、他のソフトのようにサンプリング密度を上げるべきところに多くサンプリングポイントを増やすといった機能が無いためか、正直使い物にならない感じです。
(shadeではサンプリングポイントは均一に割り振られているよう。)


キャッシュトレランスの値を上げていくにつれ、以下のようにディテールが死んでいきます。

Noch
↑イラディアンスキャッシュOFF(細部のディテールもきちんと描かれています)

Chm2
↑イラディアンスキャッシュON キャッシュトレランス-2 (若干細部のディテールが落ちてるものの、この程度なら実用的)

Ch0
↑イラディアンスキャッシュON キャッシュトレランス0 (細部のディテールがかなり省略されています)

Ch2
↑イラディアンスキャッシュON キャッシュトレランス2 (・・・)

この例では開けたシーンなのでイラディアンスキャッシュONの際のシミみたいなノイズは発生してませんが、屋内などでレイが何度も反射するシーンではイラディアンスキャッシュの値を0以下にすると目立ったシミが発生します。
このシミですが、「レイトレーシングの画質」の値や「キャッシュの品質」の値を上げまくっても消えてくれません。
(バグなのか、それとも仕様なのかは不明・・・)


前にブログで書いたシミを消す裏技(?)も、使えるのはキャッシュトレランスの値が0~1までで、それ以下にするとやっぱりシミが目立ってしまうんですよね・・・。



shadeのイラディアンスキャッシュは

・キャッシュトレランスの値を0以下にするとどうしても汚いシミがあちこちに発生する。
(キャッシュトレランスが1とかでも発生する場合あり)

・かといってキャッシュトレランスの値が-2以上だと細部のディテールがなくなってしまう。

という制約があるため、正直使い物にならない感じです。


このため屋内のシーンなどではイラディアンスキャッシュをOFFにしてレンダリングするしかないのですが、shadeの場合イラディアンスキャッシュOFFだと今度はザラザラしたノイズが出てきます。(パストレーシングはそういうものですが)

これを消すためには「レイトレーシングの画質」やアンチエイリアスの精度を上げないといけないのですが、そのせいでレンダリング時間が膨大になってしまうという・・・。
今時のcore2duoマシンでも800x600とかその程度の低解像度の画像をレンダリングするのに何十時間もかかるってのが・・・。

上記で挙げたような開けたシーンなら天空にレイが逃げるので計算が速いですが、建物内などでレイが物体に反射しまくるシーンでは、イラディアンスキャッシュはシミが盛大に発生するかディテールが飛びまくるかで使えないし、イラディアンスキャッシュOFFではレンダリング時間がかかりまくると・・・。


他のソフトはもう少しうまくやって細部のディテールもある程度損なう事なくレンダリング時間を短縮してきてますが、shadeもレンダリングアルゴリズムを見直してもう少しまともになってもらいたいですね。
イラディアンスキャッシュ搭載は良いのですが、搭載の仕方が中途半端なせいで使い物になってないです。

あとあちこちにバグがあるのも早く解消してもらいたいものです。

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