« ジャンプ23号感想 | Main | PS3の本体価格予想グラフ »

05/09/2006

PS3の価格が発表されたけど……

PS3の価格が発表されましたね。
上位モデルと、機能を一部省いた下位モデルの2種類のラインナップでいくようですが……。

下位モデルはHDDが60Gから20Gに減らされ、HDMI端子も無し(BDソフトが将来的に再生できなくなる可能性も……)、無線LAN機能も無し、メモステ・SD・CFなどのスロットも無しで、59800円(しかも税別)のようですが、ここまで機能が省かれてると、普通の人なら下位モデルなんて購入したいとは思わないでしょう。
(価格がもっと安いのならともかく)

結局上位モデルがほとんどの人の購入対象となるでしょうが、下位で59800円(税別)という事なら、上位モデルの価格は未発表だけど、だいたい7万円~8万円もするって事になるのでは……。
(しかし、上位モデルも結局HDMI端子が2個から1個に減らされているのは……。)

自分はPS3の価格発表前は、「だいたい4万円~高くても5万円後半程度までだろう。次世代も結局日本ではPS3が首位を取り、レボ(wii)や360はサブ的な買われ方をするだろう。もしかしたらNDSのようにwiiもヒットするかもしれないけど。」と思ってましたが、ここまでPS3が馬鹿高いと、次世代レースが読めなくなってきました。

PS3がここまで高いと、ヘビーユーザーですら価格が安くなるまで買い待ちする人が多そうです。
「PS3は絶対いつかは買うけど、価格が安くなるまで待つ」という人ばかりで、結局普及台数の延びが鈍く、量産化による価格の低下が大幅に遅れそうです。
(本体の普及台数が伸びない→メーカーは積極的にソフトを投入できない→ソフトの種類の増加が鈍い→本体の普及台数が伸びない・・・の悪循環に落ちそう)

PS3がそんな事をして普及台数を延ばしていけない間に、wiiがもし2万円~3万円で発売され、あのコントローラーならではの新しい面白さがNDSのように話題になったりしたら、PS3を尻目にwiiが普及台数をガンガン延ばしていってしまうなんて事態も起こりえるんじゃないでしょうか。
(PS3のコントローラーもジャイロや加速度機能がついており、それを使った新しい面白さのゲームが出るかもしれませんが、本体価格がここまで高いと話題になっても普及につながらないだろうし。)

ソニーからすれば「次世代のBDソフト(映画等)が再生できるのでこの価格は妥当」と考えているのでしょうが、大半の人はPS3をまずゲーム機として見ており、ゲーム機としては異様に高すぎる価格にびっくりしている事でしょう。

上位モデルでもなんとか頑張って5万円以下でスタートする(あるいは下位モデルを35000円以下でスタートするとか)しないと、これまで築いたシェアを大幅に落とすなんて事にも。

自分はwiiのコントローラーによる新しいゲーム性も期待していますし、PS3ならではのハイスペックによる新しいゲーム性(よく画像の事ばっかり言われてますが、ゲーム性の部分でも計算能力は新しい面白さを生みだすための役に立つと考えています)も期待しています。
『従来系の進化のPS3』、『異質なwii』、の両方に期待しており、どっちもうまく普及してもらいたいと思ってますが、wiiだけ普及して、PS3の方は本体価格のせいで普及が遅い・・・となってしまい、結局メーカーはPS3よりもwiiの方に積極的にソフトを出してしまうなんて偏った事になってしまわないかと不安です。
どちらもバランスよく普及してもらいたいものですが……。

<海外市場について>
メーカーにしても、マシンパワーを使ったハイスペック系のゲームは360とPS3のマルチで展開するゲームが増えそうですね。
日本では前回のxboxの時の大ゴケのイメージがあるので、ソフトがどんどん揃わないと日本では360は普及しないでしょうが、海外では360が大幅にシェアを伸ばすなんて事にもなりかねません。

PS3が発売される年末に、

・PS3(6万円~7万円)
・360(4万円・・・先行発売による量産化で値下げして3万前半になってる場合も)

なんて価格差がついており、でも遊べるゲームはマルチ化されていてどちらの機種でも遊べるとなると、海外ユーザーはやっぱり安い360を買ってしまうんじゃないでしょうか。

海外でもPS3は正直大丈夫なんでしょうか……。

|

« ジャンプ23号感想 | Main | PS3の本体価格予想グラフ »

Comments

The comments to this entry are closed.