映画雑感:リアルブラッド
自動車ディーラーをしているアルという中年が、街の喫茶店でとある美女(アンジェリーナ・ジョリー)に出会います。
「家まで車で送って欲しい」と彼女に言われ、モハベ砂漠にある彼女の家まで車で送るのですが、そこで彼はトラブルに巻き込まれ……。
俳優や俳優の演技・絵作りなどでは及第点なものの、脚本がかなりダメすぎて全然面白くなかったですね。
「若い女性とモハベ砂漠に旅に出た中年の男。しかしその旅は一転して恐怖に変わっていく」みたいな解説がありましたが、この映画はサスペンスやホラーとは無縁だと思います。
(映画内で早い段階でサスペンスやホラーとは無縁であるというネタばらししてるしなぁ……。)
そういうのを期待して観ると、肩透かしを食うどころか、怒りすら覚えるでしょう。
テイスト的には、むしろ”どうでもいいドタバタ劇”といったところ。(そう見ても中途半端な感じはするけど)
アンジェリーナ・ジョリーのヌードシーンがあるものの、これも無理やり入れた感じがしますね。
別に無くても全然かまわなかったですよ。
それ以外にもところどころにある不必要なシーン、観てて欠伸が出るような場面、どうでもいい展開、盛り上がらないラストシーンなどなど、観終わった後に「あー、時間を無駄にしてしまったなぁ」という感想しか出てこなかったです。
"視聴者を楽しませる"という観点が根本的に欠落しており、なんか”ただ映画を作ってみました”みたいな感じがします。
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