昔プレイしたゲームをふと思い出してみるコーナー。
今回は昔のPCゲーム(X68000とFM-TOWNSのゲーム)について。
<ストリートファイターIIダッシュ(X68000)>
マイコンベーシックマガジンでX68000版のストIIダッシュを見た時は衝撃を受けました。
(そのページは切りとって今も保存してたりします。)
当時は移植といえば解像度や色数の違いからグラフィックがアーケード版より劣るのが当たり前でしたが、X68000版ストIIダッシュはアーケード版そのまんまでしたね。
まぁ衝撃を受けたわりには結局購入しなかったのですが、友達の家でプレイした時は、結構ディスクの入れ替え作業が面倒くさそうだと思いました。
それでも業務用そのままの感じは感動ものでしたよ。
<ファイナルファイト(X68000)>
こっちの方がストIIダッシュよりも先に発売されて、確かカプコン参入第1弾ソフトだったと思います。
X68000のパワーを生かしてグラフィック的にはアーケード版を忠実に再現。
特にスキャンラインの入った15KHzモードはアーケード版そのまんま。
スーパーファミコン版で省略された氷割りの面がきちんと収録されてたのも良かったです。
ただ、ゲーセン版をやりこんだわけではないけど、場面によっては登場する敵キャラが制限されてたような気も。(記憶違いかもしれないけど。)
購入したソフトには、おまけとしてシングルCDが付属してました。
今もまだ実家にあるはず。
<シューティングX68K(X68000)>
タケルというソフト自販機で購入。
(マニュアルは用紙を送って取り寄せたと思います。)
いわゆるシューティングツクールの一種ですが、このソフトの場合は、当時の家庭用のシューティングツクール(FCのデザエモン)と違い、X68000ならではで大きめのキャラが使えたり、2重スクロールが使えたり、色数が多かったりと、結構満足度が高かったです。
(今のアスキーのシューティングツクール95valueほど細かい事はできませんが)
ツールとしては使いやすいのも良かったですね。
<スーパーシューティングTOWNS(TOWNS)>
↑の「シューティングX68K」を作った同じ会社がTOWNSで出したもの。
TOWNS版は2作目で、この作品の前作として出ていた「シューティングTOWNS」を、さらにパワーアップさせて「スーパー」をつけたもの。
シューティングX68Kと同じくこっちも使いやすかったです。
こっちの方は4重スクロールもできましたね。
サンプルとして入っているカブトムシのシューティングが何気に面白かったですね。
ソフトは今も持ってるので、たまに今もプレイしてたりします。
<マッドストーカー(X68000)>
格闘ゲームの要素を取り込んだロボット横スクロールアクションゲーム。
X-BASIC(いわゆるBASIC)で、しかも数人で作ったという話もありますが、完成度は高かったです。
ドット絵は業務用のゲームのように美しかったです。ほれぼれしました。
<マッドストーカー(FM-TOWNS)>
X68000版が出た後に、FM-TOWNSにも移植されました。
こっちはX68K版では二重スクロールしてた面が、一重(言い方が変か・・・)のみとなってたりしたのが残念でしたね。
ややパワーダウンしてました。
<レジェンド オブ バロア(FM-TOWNS)>
海外のゲームを移植。
3Dで構築された大きな街の中を歩きまわりながら、金をためたり、頼まれ事をしたりしながらランクを上げていったり、物語を進めていくというゲームです。
当時はテクスチャ付きの3Dポリゴンゲームが出だした頃で、仮想空間で擬似的に生活できる(時間はリアルタイムに流れて夜になったりする)というのは非常にわくわくしました。
うちのTOWNSはPCパワーが非力なUXだったため、表示画面のオプションは「最小」にしてました。
このゲーム、結局途中で詰まってクリアできんかったのですが。
<ファランクス(X68000)>
横スクロールシューティング。
X68000ならではの美しいグラフィックが印象的でしたね。
特にステージ1後半の、雲間を下降していった後に飛び込んでくる多重スクロールする工場地帯の映像は、その多重スクロールっぷりのあまりの滑らかさに、モニターの中に実際にその空間があるかのような錯覚を感じてしまいました。
シューティングとしてもそこそこデキがよく楽しめました。(後半一部ちょっと・・・なところもあるけど)
現在プロジェクトEGGでも発売中で、価格も数百円と安く、「WINDOWSでも遊べるならこっちも買おうかなぁ」と思ってたりしますが、プロジェクトEGGの場合、会員費が毎月300円コンスタントにかかるのがネックなんですよねぇ。
<ジェノサイド1&2(FM-TOWNS)>
元はX68000で出ていた横スクロールアクションゲームを、1作目と2作目をセットにしてTOWNSに移植したもの。
特に2作目のグラフィックは特筆もので、そのドット絵の美しさといったら・・・。
15kHzモードでスキャンラインをONにして遊ぶと、まるでゲーセンのゲームを遊んでるようでした。
マッドストーカーは「X68000→TOWNS」と移植されてパワーダウンしたのに対し、こっちの作品の場合はアクションが追加されたりボスの一部が改良されてたりと、パワーアップしてました。
ゲーム自体は正直難易度が高めで、体力を削りながら敵を倒していくのは賛否両論といったところでしょう。
<ビューポイント(FM-TOWNS)>
ネオジオの斜めスクロールシューティングを移植。
元のネオジオ版をあまりプレイした事がなかったので違いとかわからないですが、シューティングとしてはかなり面白いゲームです。というか名作。
これも未だにソフトを持っているので、たまにプレイしてたりします。
<ザックマックラッケン(FM-TOWNS)>
横スクロールタイプのアドベンチャーゲーム。
「LOOM」とか「モンキーアイランド」系。
説明書に解答集がついていたおかげで、最後まで無事クリアする事ができました。
雰囲気とか好きだったので、機会があったらまたプレイしてみたいですね。
<同人ストIIゲーム(X68000)>
なんと、スーパーファミコン版が発売される以前に、X68000ではストIIが家庭で楽しめるようになってました。
といってもリュウしか使えなかったけど。
それでも家庭で波動拳や昇龍拳の練習が出来たのは感動ものでした。
<不思議の海のナディア(X68000)>
元はPC98版のゲームをX68000に移植。
X68000版は一部新作カットが追加されていたと思います。
確かディスクが13枚組くらいだったような・・・。
(テレカもおまけについてました。)
元はNHKのアニメなのに、PC版はちょっとHなシーンがありましたね。
<キャメルトライ(X68000)>
アーケードゲームの玉ころがしゲームを移植。
(最近ではPS2の「タイトーメモリーズ」にも収録されました。)
X68000版は、マウスの動きをパドルに変換する器具がついていました。
(なんか速攻で壊れたけど・・・)
あとX68K版はボールエディット機能もついていて、自分でうったドット絵のボールを転がして遊ぶ事もできました。
<サムライスピリッツ(FM-TOWNS)>
ログインで画面写真を見た時は結構ゲーセン版を再現してると思い、発売日に買って起動・・・・そのあまりにもカクカクした動きに即座に絶望しました。
うちのUXでは非力だったんでしょうね。
<餓狼伝説2(X68000)>
カプコンのストIIダッシュがアーケード版そのまんまなのに対して、こっちは若干違っていたように思います。
それでも結構頑張って移植してくれたもんだと魔法株式会社さんには感謝してます。
確かゲームパッドも初回限定か何かで付属してましたね。
とりあえず所有およびプレイした事のあるゲームはこんなところです。
ところで「エミュレーターソフト」というと「違法ROM」とセットで語られてダークな雰囲気を与えがちですが、昔のPCのゲームを所有してるものからすれば、今のWINDOWSマシンに昔買ったPCのソフトをセットすれば昔のPCゲームがプレイできるってのは非常にありがたい事なんですよね。
昔のX68kやTOWNSをセッティングしなおすのって骨が折れるので。
(機械的にも内部に埃がたまってそうだし。)
X68000のゲームは所有しているゲームソフトをROM化するには5インチの外部ドライブが必要で金と手間がかかって面倒ですが(かといって、違法ROMに手を出すわけにもいかんしねぇ・・・)、FM-TOWNSのゲームの場合元からCD-ROMなので、今のWINDOWSマシンのCD/DVDドライブに挿入してTOWNSのエミュレーションソフトを使用すると簡単にプレイできてしまうのが良いです。
うちのFM-TOWNSはモニター一体型のUXで、画面が10インチしかなかったのですが、今では15インチ液晶(CRTモニターだと17インチ相当)の大きめの画面で、当時購入したジェノサイドやマッドストーカー、ビューポイントなどのCD-ROMをセットして、また気軽にプレイできるのは非常にありがたい事だと思います。