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08/10/2005

おすすめ漫画:吼えろペン

吼えろペン(7)

吼えろペン
著者:島本和彦(代表作:炎の転校生・ワンダービット・逆境ナイン 他多数)
 
備考:13巻でひとまず完結。(この後「新 吼えろペン」というのも出てますが)

 

●この作品の特徴●
「漫画家 炎尾燃(ほのお もゆる)やアシスタント達の生態がコミカルに描かれたギャグ漫画」「時に熱い話も」「殺し屋や宇宙人が出てきたりとフィクションの要素が強いが、なんだかフィクションに感じられない話も多い。」「昔の少年漫画風の線の太い作画は賛否が分かれるかも。(ただこの作品にはマッチしてます。)」「キャラクター達の発するセリフに笑ってしまう。(中には納得してしまう格言も)」「『うしおととら』や『からくりサーカス』の藤田和日郎さんが元になった漫画家がライバルとして登場したり。」

 

この作品は、元は91年に同じ作者が出した「燃えよペン(全1巻)」という漫画をリメイクしたものといえます。
「燃えよペン」は、若干フィクション風でありながら漫画家やアシスタントの生態が楽しめる漫画として当時は通の間でそこそこヒットした模様です。
 
「燃えよペン」をベースに、より個性的なアシスタント達・編集者などが登場するようになったのが、この「吼えろペン」です。
  
リメイクものは大抵元のよりパワーダウンしている事が多いのですが、「燃えよペン」が1巻で終わってしまったため作者の方でも全てを出しきれてなかったのか、この「吼えろペン」の方が逆に「燃えよペン」よりも色々な面でパワーアップしているように思います。

 
締め切りに追われる漫画家やアシスタント達の悲惨さはあいかわらず面白いですね。
担当編集者との攻防などは時に熱いものがあります。

殺し屋や宇宙人・妖精などが登場する話もたまにあったりして、全体的にはフィクション要素が強いのですが、中にはフィクションに感じられない話もあったり・・・。
なんだかそのまま描いてしまうと多くの漫画業界関係者を敵にまわしそうなので、フィクション風味にして描いているようにも見受けられる話もあったりします。
 
 
作中では、『うしおととら』や『からくりサーカス』で有名な藤田和日郎さんをベースにした漫画家がたびたび登場したりするのですが、このキャラがわりとブラックな感じで描かれており笑わせてくれます。

 
また、各キャラクター達が発するセリフは笑えるものが多いです。
(中には笑いつつも結構「なるほど」と思わされるものもあったり。)

<セリフ色々> 
「そうなのだ!担当がやる気をなくさせるからといって、やる気のないマンガを描く必要などなかったのだ!」
 
************************** 
 
「うむ、いつ読んでも自分の描いたマンガは最高だ!!」
 
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「いや・・・誰も悪くはないぞ!!悪いのは、安易に仕事を受けるだけ受けてここまでのばしてきた自分だけだ!!・・・・くっ、なんかしらんが涙がこみあげてきやがったぜ。なぜ自分が泣いているのか分析する時間も余裕もないけどな。」 
 
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「一度締め切りをのばしたら、次からはその締め切りにあわせて描くようになる・・・・それがあいつら・・・漫画家なのよ!!」(編集者のセリフ)
 
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「もうマンガ家をやめるか!?今、マンガ家をやめれば寝てもいいんだ!!」
 
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などなど。
あまり書きすぎるとネタばれになってしまうので、ここまでですが。
 

 
昔の少年漫画風の線の太い作画や、人によっては熱くるしく感じてしまう演出もあったりはしますが(逆にこれが良いんですが)、「漫画家って実際どうなの?」というのに興味がある人には(多少フィクション風とはいえ)、是非ともおすすめしたい作品だと思います。

ちなみにこの「吼えろペン」は13巻でひとまず終了となってますが、これで食いたりない人は、前作の「燃えよペン」や「新吼えろペン」にも手を出して見ると良いでしょう。

吼えろペン(6) 吼えろペン(7) 吼えろペン(9) 吼えろペン(10) 吼えろペン(8)

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