パストレーシング速度比較(shade6・shade7)
どうやらshade8のパストレーシングの速度はshade7とさほど変わっていないとの事。
shade6のパストレーサーが高速・高品質だっただけに、shade7以降で劇遅になったパストレーシングの速度があまり改善されてないというのは残念です。
実際にどれくらい違うか、簡単なシーンで見てみましょうか。
(画像をクリックすると拡大表示されます。)
*6と7以降ではレンダリングアルゴリズムが違うため、明るさなどが異なります。
<shade6のパストレーサーでレンダリング>
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↑5000秒程度でノイズの少ない滑らかな画像が生成できます。
<shade7のパストレーシングでレンダリング>
↑8000秒かけてみましたが、ノイズがかなり目立ったザラザラした画像です。
(レイトレーシングの画質90)
ちなみにレイトレーシングの画質を98にしてレンダリングもしてみましたが、時間がかかるわりにはノイズはあまり消えなかったです。
↑ノイズを緩和するために縦2倍・横2倍の大きさでレンダリングした後元のサイズにリサイズしたもの。
(レイトレーシングの画質80、サイズ1200x800でレンダリングした後600x400にリサイズ。)
時間は15000秒かかりましたが、これでもまだノイズが目につきます。
(JPEG圧縮してあるのでわかりにくいでしょうが。)
実際にshade6の画像並にノイズを目立たなくしようとすると、縦3倍以上・横3倍以上でレンダリングした後リサイズすればいいのでしょうが、それだとレンダリング時間が30000秒以上かかりますね。
shade6では5000秒程度ですんだのが、7で同じ程度の画質を再現しようとすると、6倍以上時間がかかる事になります。
今回のシーンはオブジェクトの形状が単純だったりライトの数も少なく、また計算が比較的速く終わる屋外のシーンだった事もあり時間がかかってない方です。
これがもっと複雑なシーンや室内のシーンになるとさらに時間がかかるので、shade6のパストレーサーでも5時間~10時間以上かかる場合がありますが、それをshade7やshade8のパストレーシングでレンダリングしようとすると30時間~60時間もかかってしまいます。
(実際はこんな単純計算にはいかないでしょうが。)
ちなみに、shade6のパストレーサーはシングルスレッドしか使用していないので、HT(ハイパースレッド)やデュアルコアの場合はレンダリングしている最中でも他の作業が可能です。
(レンダリング中も別のファイルを開いてモデリングとかも可能)
今回の実験ではshade7の方のレンダリングでは2スレッドでレンダリングしていますが、2スレッドでのレンダリングだと他の作業は基本的にできません。
(他の作業をしたくなったら、一旦レンダリングを止めて、後で再開する必要があります。あるいは他の作業を行う時のみシングルスレッドでレンダリングを再開するとか。)
しかし、2スレッドでレンダリングしてるshade7のレンダラーの方が、シングルスレッドでレンダリングしてるshade6のレンダラーより6倍近く遅いってのは・・・。
これがシングルスレッド同士の比較だともっと差が開くって事に・・・。
shade7のパストレーシングにも
●レンダリングの停止と再開ができる。
●プロシージャルテクスチャーが利用できる。
●レンダリングブーリアンに対応。
●反射や透過のぼけが再現できる。(ただしレンダリング時間はさらに増大)
など、shade6のパストレーサーには無い良いところもあるんですがね。
shade6並といかなくても、これで速度があと3、4倍程度速ければ・・・。
開発者の方には頑張ってパストレーシングの速度を改善して欲しいものですね。
擬似的でもいいので、ノイズを緩和するなんらかのフィルターとかを搭載した方がいいんじゃないでしょうか?
(他のGI系レンダラーでそういうフィルターを搭載しているというのをGWかCG WORLDで見た事がありますが。)
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