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05/18/2005

漫画の打ち切り

漫画の打ち切りについて現役の漫画家さんがコメントされてるブログがありました。

漫画家さん本人の立場からだけでなく、読者の視点、編集側の視点にも立って打ち切りがもたらすマイナスポイントを挙げられてるのは興味深いです。

読者である自分からすれば、自分が楽しみにしていた漫画が話を投げっぱなしのままで打ち切られるとやっぱりへこみますね。
コミックスを買っていた場合なんか、「こんな中途半端な形で終わるならコミックスを集めるんじゃなかった。」と思わされた事もしばしばです。
(人によっては「途中までは楽しませてもらったんだから、自分は途中で終わっても不満はない」って人もいるでしょうが。)

人気のない漫画はもちろん、人気があった漫画でも話をひきのばされた挙句、人気が無くなった途端に中途半端な形で打ち切られるという事もたびたびありますよね。
(一応形的には終わっていても、なんかすっきりしない終わり方だったり。)
正直綺麗な形で終わる事ができた長編漫画ってそんなに無いのではないかなぁと思ったり。

ただ、新しい連載を始めるために打ち切りをしないといけないというのは雑誌なので仕方ないとは思います。
雑誌で漫画を発表するという現在の漫画のかたちではこれは避けられないでしょう。

自分がブログで書いた『新しい漫画家のかたち』が実現すれば、

●打ち切りも無駄な引き伸ばしもなくなる。(いつやめるかは作者の自由)
●打ち切りを気にして、読者受けをねらった設定や物語展開をする必要はない。
(より個性的な漫画が登場する土壌ができる。独りよがりにもなりやすいけど。)
●連載枠を獲得できるまで待たないといけないという事はなくなる。
●一度出した本は基本的に絶版なく、何十年も売り続けて収入とする事ができる。
●販売チャンネルにもよるが印税率が70%と高め。

という点で、もう少し漫画家さんに優しい環境になるのかなぁと思います。

ただ、このかたちはデータ販売となるので、PCなどで漫画を読む行為が一般の人に受けるのかどうかの問題はあります。
(でも永都カヨさんのWEBコミック『HOME』を読んでみると、PCで漫画を読むのって、個人的にはそんな違和感は感じないんですよね。)

どこでも漫画が読めるように、携帯電話で漫画をコマ単位で読めるような仕組みもできてきましたが、やはりコマ単位ではなく見開き単位で読める携帯端末の本命が登場するのが待ち望まれるところです。

あと、やっぱりメインの問題としては、プロテクトをかけてないと違法コピーされてしまい、売り上げに影響がある恐れがあります。
ダウンロード販売サイトによっては作品にプロテクトをかける事ができるようですが、読者の視点でいえばプロテクトがかかっていると「将来的には読めなくなるんじゃないの?」という不安で漫画の購入意欲をそがれるので、正直プロテクトはあまりのぞましくないですね。
かといって現状ではプロテクトをかけないと違法コピーされてしまい、製作者に多いに損害を与えると。

現状では法律が追いついていないと思うので、もっとデジタルコンテンツの将来を見据えた上で早期の法整備が望まれるところです。
違法コピー問題が解消されれば、デジタルでコンテンツを販売するという事がもっと一般的になっていくと思います。

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