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11/16/2004

泣き笑い文庫(異次元騎士カズマシリーズ)

トラックバック野郎に挑戦して見ようと思います。

自分の泣き笑い文庫といえば、高校生の時に読んだ角川スニーカー文庫のファンタジー小説「異次元騎士カズマシリーズ」です。

現時点では

「異次元騎士カズマ 黄金拍車 全5巻」
と、その続編の
「異次元騎士カズマ 骸骨旗トラベル 全3巻」
さらに続編の
「異次元騎士カズマ 剣奴王ウォーズ 2巻まで~」

が刊行されています。

筆名は「王領寺静」となっていますが、ファンタジー小説で有名な藤本ひとみ先生だったりします。
しかも、さし絵は「機動戦士ガンダム」で有名な安彦良和先生です。
最強のタッグですね。

魔術師によって現在から異世界へ飛ばされた主人公カズマが、中世のフランス時代(黄金拍車)や大航海時代(骸骨旗トラベル)、ローマ時代(剣奴王ウォーズ)で活躍するというストーリーとなっています。

登場人物(オリビエやロラン、エトワール姫)など実に魅力的で、笑いありシリアスあり、ちょっぴりお色気もあり、そして時に涙させられます。

主人公カズマの一人称口調で物語は語られ、読んでいると、カズマと一緒に泣き、笑い、怒り、くやしくなったりします。

今でも読み返しますが、何度読み返しても心に来るものがあります。

でも、泣き笑い文庫としてこの作品を挙げたのは、それだけだからではないんですよね。

この作品、10年前に剣奴王ウォーズの2巻が出ていらい、ぱったりと音沙汰が無くなってしまいました・・・。

当時角川ではお家騒動があり、このせいでゲーム系雑誌の編集者が大挙して他社へ移籍したり(角川の丸勝スーパーファミコンから、主婦の友社の電撃スーパーファミコンへ移籍したり)、異次元騎士カズマシリーズが出ていた角川スニーカー文庫の作品もまきこまれて、未完となったり他社への移籍を余儀なくされた (例としてはフォーチュンクエストが、他社で新フォーチュンクエストシリーズとなって生まれかわったりと)という話を聞いた事があります。

読者にとってはいい迷惑です。

ファンタジー小説では、この作品が個人的に一番好きな作品だっただけに、残念すぎて泣けてきますよ。

藤本ひとみ先生、あれから10年。
カズマの時はローマで止まったままです・・・。
オリビエがあのまま完全に復活できるかどうかも気になります・・・。

このまま未完で終わるには、あまりにも惜しい名作だと思います。

きつい言い方をしてしまうと、作品は作者だけのものではありません。支えてきた読者のものでもあると思います。
どうか、是非他社でもいいので、再開して欲しいと思います。
(書店売りが無理なら、ダウンロード販売でも良いので)

あともうひとつ注文を言えば、復活できるとすれば、できるだけ挿絵は安彦良和さんのままにして欲しいと思います。
(挿絵イラストが変わると、キャラの印象がだいぶ変わってしまうので)

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