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11/24/2004

おすすめ漫画:恋風

恋風 1

恋風
著者:吉田 基巳

●この作品の特徴●
「絵にあたたかみがある」「一コマ一コマ変化するキャラの表情が豊か」「せつない純愛」


 

恋愛にはどこか冷めた感じの耕四郎は、つきあっていた彼女とも「耕四郎って心の底から誰かを恋しいと思ったことあるのかしら」と別れ話をきりだされる始末。
そんな耕四郎の前にあらわれた女子高生・七夏(なのか)。
実は彼女は、幼い時に両親の別居にともない別れ別れになった実の妹でした。(だいぶネタバレしてるように感じるかもしれませんが、実はここまでが第1話の内容です)

失った時間を取り戻そうとするように兄・耕四郎になつく七夏。
耕四郎は少し年の離れた妹に当初はとまどいながらも、じょじょに七夏の愛らしさに癒されている自分にきづきます。

そして、それぞれがいつしかお互いを恋しく思うようになり・・・・。

「血のつながった実の妹と兄が恋をする」という話だと、多分「ああ、オタ向けの話ね」とか思われそうです・・・。
(1巻の表紙がピンクだし。)
ところが実際に読んでみると、むしろ、この漫画は純文学作品に近いといった感じでしょうか。
作者が女性という事もあるのか、絵にあたたかみがあり、七夏の可愛らしさに「あざとさ」がありません。

時おり少しデフォルメされて描画されるキャラクターはすごい親しみがあります。

なんというか、この漫画は買ってから、馬鹿みたいに何度も読み返してしまったりしてます。
一コマ一コマキャラクターの表情が豊かで、女性ならではの巧みな心理描写も秀逸で、何度読んでも飽きないというか・・・。

物語序盤では、アゴ髭を生やした耕四郎が、妹の可愛らしさにドギマギする姿にクスッと笑い、じょじょにお互いへの恋心に気づき、でも血がつながっているから決して結ばれない・結ばれてはいけないというせつなさにのめりこんでいってしまいます。

ちなみにアニメ化もされて、DVDも発売中です。(全13話)
作品によっては「アニメより漫画の方が好き」「漫画よりアニメの方が好き」というものもあるでしょうが、この作品の場合、アニメ版にはアニメ版の良さがあり、漫画には漫画の良さがあると思います。
(漫画とアニメ版では描写や展開が多少異なる点があるので、その点でも楽しめます。アニメ版の次回予告の「千鳥が行く」はちょっと笑えます。)

漫画を読んで気に入った方は、是非アニメ版も観てみる事をおすすめします。
(逆にアニメ版を観ていて原作の漫画を読んでない方は、漫画も是非読んでみてください。)

漫画もアニメも見てないという方は、是非漫画を一読されてみる事をおすすめします。

恋風(3) 恋風(5) 恋風(4)

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