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2013年7月19日 (金)

モデリングソフトで真っ先に搭載すべき機能はスクリプトやプラグイン機能

六角大王シリーズの終作さんが開発に関わっているというclip studio modelerのオープンベータ版が公開されたようですね。

マニュアルを拝見しましたが、正直これからもっと色々機能を追加していかないときついのではと思います。
私が今愛用しているモデリングソフトで頻繁に使っている機能のうち、clip studio modelerの方では未搭載というのが結構多い。

これはclip studio modelerだけの話でなく他のソフトでもそうですが、「メーカーが用意した機能だけで満足できるモデリングソフトになっている」というのは、あまりないように思います。
例えばメタセコイアも、プラグインで色々機能を追加した上で使っている人が多い。
標準搭載されたツールに、スクリプトやプラグインで新たな機能をいろいろ追加して、ようやく「オブジェクトの製作効率が高いモデリングソフト」になるというケースがわりと多いのです。


私は現在モデリングにはshade13(standardバージョン)というソフトを主に使っています。
このソフトも、単体で見ると結構足りない機能が多いのですが、色々なユーザーが作ったスクリプトやプラグイン(私自身が自分用に製作したのを含めて)を足しまくったおかげで、個人的に必要な機能はあらかた揃い、形状の製作・加工効率のいい、かなり使い勝手のいいモデリングソフトになっていたりします。

スクリプトやプラグインで追加されたツールの中には、「手動でやるとしたら時間がかかりすぎるもの」があり、このツールがあるとないとではオブジェクトの製作にかかる時間が何倍も違ってきたり・・・。
また、「手動でやるのは事実上不可能」な機能も結構あります。
モデリングソフトは、スクリプトやプラグイン機能があるかどうかで、ずいぶん違ってくるわけです。


clip studio modelerは、これから段階的にいろいろな機能を追加していくとは思うのですが、早いうちにスクリプト機能を搭載し、スクリプトから各種情報を取得できたり、スクリプトで頂点や辺、面の細かい操作や加工を行えるようにすると、メーカーが機能を搭載してくれるのを待つ事なく、ユーザー達が新規のツールをどんどん開発・追加していき、スクリプト実装から一年を待たずに、機能が揃った強力なモデリングソフトに化ける事も可能だと思います。

clip studio paintみたいにプラグインでの機能追加もいいのですが、スクリプトの方がハードルが低く、プログラミングもしやすいため、短時間でツールを作れたりします。
私がshade用に作ったpythonスクリプトも、物によりますが、だいたい30分~1時間のプログラミングと、ちょっとした動作テストをして完成したのが多い。
スクリプト機能が実装されていると、「こういう機能があれば便利なのに」と思ったら、1日・2日でその機能をモデリングソフトに追加できてしまえるのです。

セルシスさんの要望掲示板に「こういう機能が欲しい」と要望を挙げ、それをセルシスさんが実装してくれるまで気長に待つまでもなく、一部のユーザーがスクリプトであっという間に実装してしまう、と。

ユーザーが作ったスクリプトについては、clipで無償や有償で配布するようにすれば、セルシスさんが機能追加に割く人員を減らす事ができ、その分他のところへ開発リソースをまわす事ができます。
(ただ、スクリプト機能自体の実装と、スクリプトマニュアルの製作の手間はかかりますが)
スクリプトで何でもかんでも機能追加できるわけではないので、そういう「スクリプトで実装するのが難しい機能」については、セルシスさんに頑張ってもらうしかないですが。

一部のスクリプトについては、後で作者の了解を得た上で一定金額で買い取って、標準機能として取り込むというのもありでしょう。


以下は、私が使ってるモデリングソフトのスクリプトマニュアルです。(このマニュアルはバージョン12用ですが) 

 
 
http://developer.shade-online.jp/reference/python/index.php/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8

このような感じで、スクリプトで頂点や辺・面の各種情報を取得できたり、選択状態を変更したり、頂点や辺、面の作成や位置調整、加工などいろいろな事ができると、ユーザーが手軽にいろいろな機能を追加していけるようになります。

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