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2011年11月 5日 (土)

関西の人は特に冬の節電に頑張りましょう

(2012.02.01追記です)
関西電力が冬の節電実績を発表しましたが、1月31日までの節電状況は企業・家庭でピークの時間帯にわずか4~5%しか節電できていないとの事です。
関西にお住まいの方、関西にある企業は、各々がもう少しピーク時間帯の節電に励むとともに、一人でも多くの方に節電に協力するよう呼びかけてください。



今冬(2011年冬)の節電目標が発表されましたが、私が住んでる関西地方では企業、一般家庭ともに10%以上の節電をして欲しいとの事です。
関西は原発依存率が高いせいで、結構厳しい数字となっています。
他の地域はどうかといいますと、九州地方は5%となっており、「まぁまぁ節電に頑張れ」という感じ。
関東や東北などでは冬はそれほど節電には躍起にならないでも良くなったようですが、こちらの地域の方たちも念のため無駄な電力の消費は控えた方がいいでしょう。
(最近のデータ見ると、東北地方も結構節電頑張らないとダメなような・・・)

夏は電力の需要がピークになる時間帯が午後1時~4時頃となっていましたが、冬の場合は平日の朝から昼(午前8時台~12時台)頃と、午後5時台~9時台頃に電力需要が高くなるという「山場が二つある」ため、この二つの時間帯は特に節電に気をつけないといけません。
また、ピークタイムだけでなく、それ以外の時間帯も一応電力の使用は控えた方がいいようです。
一部のテレビや新聞、サイトでは間違った情報で、「(家庭では)午後6時台~9時台のみ節電すればいい」みたいに言ってますが、冬は夏に比べて家庭が消費する電力の割合が多いため、実際は家庭でも上記のように二つのピークタイムで特に節電に気をつけないといけません。

11月下旬から本格的な節電を開始するはめになっていますが、2月3月頃は気温がかなり低くなるため、関西では最大で12%(これは一部発電所が何らかのトラブルにより供給力が落ちた場合も計算に入れた数字)の節電をする必要があるとの事です。
「全員」が節電に気をつければ、一家庭や一企業あたりが12%節電するというのはそれほど難しい事ではないでしょうが、実際は全員が節電するわけではない(中には節電しない家庭・企業もどうしても出てくる)ため、1戸あたりが節約する割合は12%のみではなく、実際はもっと高い節電率が求められています。

夏の関西地方の節電実績ですが、なんと企業と家庭あわせて平均して5%しか節電できなかったようです。
ちなみに関東地方では平均して18%の節電となりました。
関西では企業に電力使用制限令(節電しないと罰金)が課せられなかった上、節電を他人事と思い、節電しなかった家庭・企業の割合がかなり多かったようで、このような低調な数字となったようです。

本来なら夏の節電実績から鑑み、関西地方では今冬は企業・一般家庭双方に電力使用制限令で節電を強制するべきなのですが、政府は「関西地方では自主的な節電を求める。それで大丈夫だろう。」と思ったようです。
夏の結果を見ると、冬に平均して10%以上(正確には最大で12%)の節電というのは、罰金を設けて強制でもしない限りまず無理だと思うんですがね……。

節電については「節電する人は、できるだけ消費電力を抑える(特に二つのピークタイムでは)」に加え、「できるだけ多くの人に節電をしてもらう(そのために呼びかける)」が肝でしょう。
どちらかが欠けてしまうと、夏の関西地方のように低調な節電率になってしまいます。

他の地域の方も、もし知り合いに関西在住の人、関西にある企業に勤めている人がいる場合は、「夏にろくに節電できてないんだから、冬は大停電が起きないように頑張れよ」と、関西人の尻を叩いてやってください。
大停電が起きると関西地方の経済にダメージを与える事になり、ひいては個々人では給料や雇用にまで響いてきます。
(サラリーマンは勤めている会社の業績が悪化して給料が減ったり、場合によってはリストラされたり。自営業者の方は関西経済が冷えたせいで売り上げ低下を招いたり)
また、一時的であれ停電によっていろいろな所の業務が滞ってしまうと、その影響は関西地方のみでは収まらず、取引している他の地域の企業の業績にも影響しかねないです。

経済とはまた別の話になりますが、HDDやフラッシュメモリを搭載しているデスクトップPCや据え置き型ゲーム機、レコーダーなどは、HDDやフラッシュメモリへアクセス中に停電が起きるとデータの損失(場合によってはハードウェアの死亡)を引き起こす場合があるため、できるだけ停電が起きそうな時間帯(ピークタイムや電力が逼迫してる時)にこれらを使用するのは控えた方がいいでしょう。
ピークタイムにこれらの機器の使用を控えるというのは「節電になる」と同時に、「大事なデータを失うのを回避する」という事にもなります。
家族の大事な写真や動画、撮りだめしているテレビ番組、業務用の大事なデータ(まぁ、仕事場ではUPS導入してるところが多いでしょうが)や、必死こいて育てたゲームのセーブデータなど、失ってしまうと精神的ダメージが大きい大事なデータは、電力使用が少ない時間帯にバックアップをきちんととっておく事も忘れずに。

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