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2009年10月26日 (月)

製作メモ:ポリゴンメッシュのスムーズ角度がソフトによってはインポート時にリセットされるようです

バーチェアカスタムパーツセットリモコンパーツセットなどは、「3Dソフトで各パーツをインポートして、それらを組み合わせてからobj形式などで出力してコミスタで使用する」という風になっていますが、3Dソフトによってはインポート時にポリゴンメッシュのスムーズ角度(ポリゴンとポリゴンの交差角度がこの値以下なら滑らかにシェーディングし、この値以上なら角としてエッジを立たせる)の設定がそのソフトのデフォルト値にリセットされる場合があるようです。

試しにshadeにインポートしてみると、スムーズ限界角度を120度とかにして滑らかだった物体などは、スムーズ限界角度がデフォルトの30度に自動で変更されてしまいカクカクになったりする場合も…。

3Dソフトで組み上げた後、パーツがカクカクしてないか再確認し、もしカクカクしてるパーツがあって滑らかなシェーディングにしたいならそのパーツ(ポリゴンメッシュ)のスムーズ限界角度を挙げてからobj形式で出力してコミスタで使用した方が良さそうです。

パーツを組み合わせる場合だけでなく、完成済みのモデルを3Dソフトに読みこんで加工してコミスタで利用する場合も、スムーズ限界角度がリセットされてないかどうか気をつけた方が良いでしょう。

Smooth001
↑shadeで球を作成した後、分割を「粗い」にしてポリゴンメッシュ化したものをそのままobj形式で出力してコミスタで表示したもの
デフォルトのスムーズ限界角度は30度なので、カクカクしています

Smooth002
↑スムーズの限界角度を120度に変更してからobj形式で出力し、コミスタで表示したもの
シェーディングが滑らかになっています。

Smooth003
↑でもそれをshadeにインポートして、そのままobj形式で出力すると、スムーズの限界角度がデフォルトの30度にリセットされてしまいます。

Smooth004
↑別の3Dソフトcarraraの場合はインポート時にスムーズの限界角度がリセットされず値はそのままなので、再びobj形式で出力してコミスタで読み込んでも滑らかなシェーディングになっています。


shade・・・・インポート時に全てのパーツのスムーズの限界角度が30度に変更される
carrara・・・インポート時もスムーズの限界角度はそのまま
六角大王super6・・・・インポート時にスムーズの限界角度を聞かれ、全てのパーツのスムーズ角度がその値に変更される
imocea・・・インポート時に全てのパーツのスムーズの限界角度が89度に変更される
メタセコイア・・・・インポート(オブジェクトの挿入)時に全てのパーツのスムーズの限界角度がデフォルトの60度に変更される

みたいな感じになっているようです。

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